雨漏りが引き起こすリスクとその対策について
外壁塗装を検討するなら、建ててもらったハウスメーカー頼むべきか、塗装会社や地元の工務店に依頼するか悩まれる方もいらっしゃると思います。塗装ができる業者は非常に多くありますし、扱う塗料や職人の熟練度もさまざまです。塗装工事は安いものではないですし、お金を払うのであれば信頼があり、上手な業者には依頼したいと考える方がほとんどだと思います。今回は、建築してもらったハウスメーカーに塗装依頼をする場合のメリットとデメリットについてまとめてみました。
ハウスメーカーに依頼するメリット
一括で建物の外装工事を依頼できる
ハウスメーカーは建築業者としての経験とノウハウを持っており、外壁塗装だけでなく、他の建物の外装工事も一括で依頼することができます。また、建築時の情報を元に各建材の耐用年数に応じて適したタイミングや、建材の素材に応じた材料で相性の合うメンテナンスを提案することができ自るので失敗するリスクが低いです。さらに、メンテナンス履歴もしっかり管理されているので、お子さんが家を引き継いだ場合であっても必要なメンテナンスを行うことができます。
信頼性と品質の保証
ハウスメーカーは一定の品質基準を満たすことが求められており、施工品質についての信頼性が高く、長期的なメンテナンスやアフターサービスも提供されることがほとんどです。
デザインと調和
ハウスメーカーは建築デザインにも力を入れており、外壁塗装を含めた外観全体のデザインや色彩の調和を考慮して施工してくれることがあります。建物の美しさと統一感を追求することができます。
大手メーカーは倒産のリスクが低い
塗装をした際は、年数や条件に違いは多少ありますが保証期間があることがほとんどです。万が一保証期間中に塗装が剥離してしまった場合などは、無料もしくは特別料金などで対応してもらえます。しかし、施工会社が倒産してしまった場合は保証を受けることができません。その点、大手メーカーはそのリスクは低いと言えます。
施工のタイミングを希望できる
大手ハウスメーカーは、日本各地に多くの下請け業者を抱えています。そのため、施主様が希望するタイミングに合わせて柔軟に対応できるケースが多いです。
デメリット
料金が高い場合がある
ハウスメーカーは一般的に高級な住宅を手掛けることが多く、高品質な塗料を使うために材料費が高価になる場合があります。また、実際に塗装を行うのはハウスメーカーではなく、下請けや孫請けの業者が行うことがほとんどです。そのため、それぞれの利益も必要になりますので工費が高くなる傾向があります。一般的な塗装会社より2~3割ほど高くなっています。できるだけ費用を抑えたい場合は、材料となる塗料の性能も含めて、他の業者と比較し総合的に検討してみることをお勧めします。近年では各塗料メーカーから高機能な塗料も多く販売されているので、ハウスメーカーの建物であっても他業者で塗装される方もいらっしゃいます。
担当者の対応による差がある
ハウスメーカーは大規模な企業であり、担当者によって対応やコミュニケーションの質が異なることがあります。また、契約を行うハウスメーカー側の担当者と実際に工事を担当する業者の所属が違うと、要望や希望が正しく伝わらず思っていた仕上がりと大きく異なるなどトラブルが発生するリスクがあります。工事期間中はどのように連携して施工が行われるのか確認するようにしましょう。
早急な施工に対応できない場合がある
ハウスメーカーは他の建物工事も行っているため、施工のスケジュール調整が必要になる場合があります。希望の工事開始日や完了日を調整することが求められるため、時間的な余裕を持って計画する必要があります。
塗料の選択肢が少ないことがある
ハウスメーカーで使用される建材は、ハウスメーカー独自の決まった塗料でしか塗装できないものもがあったり、使用する塗料や塗装工法の種類がマニュアル化がされ、自由に塗料の種類や塗装工法などを選択することができません。そのため、一般的に流通している高機能で高耐候な塗料や、低コストな塗料を選択できない場合があります。
まとめ
ハウスメーカーに塗装依頼をする主なメリットとデメリットはいかがでしたか。
ハウスメーカーと同様に、ハウスメーカー以外の塗装会社にもメリットとデメリットはありますので、ご自身の家にとってどちらがベストなのかを決めるポイントとして、何を優先にすべきかを決めておくとスムーズでしょう。