コンクリート瓦について
あまり目にする機会が少ない建物の屋根ですが、どのような種類があり、ご自身のお建物はどの屋根材で、どのような特徴があり、耐用年数はどれ位で、いつ頃どのようなメンテナンスが必要なのかはご存知でしょうか。
今回は、屋根材の天然スレートついて解説していきます。
アスファルトシングルの特徴
アスファルトシングルは、ガラス繊維基材にアスファルトを含浸・コーティングし、スレート砂や彩色焼成砂を圧着して製造されています。耐久性の高さや、外観のバリエーションが豊富なため、一般的に住宅や商業施設の屋根に使用される人気のある屋根材です。
耐用年数は、20年~30年とされています。メンテナンス方法としては塗装も可能ですが、塗装すると雨漏れのリスクもあるため、塗装が可能な状態かは専門業者にみてもらいましょう。その他は、カバー工法で既存の屋根の上に新たな屋根材を設置したり、葺き替えをする方法があります。
メリット
軽量
軽量なため耐震性く、建物自体への負担を軽減することができます。
割れや錆に強い
素材が柔く薄いシート形状の屋根材のため、屋根瓦のようにひび割れの心配がないのと、金属屋根材のように錆びることもありません。
防水性が高い
柔らかく、割れなどに強いので長期的に防水性が高い状態が維持できます。
防音性が高い
表面が柔らかいので、雨音や外の音が減少されます。
デザイン性が高い
アスファルトシングルは、加工しやすいため、様々な形状の屋根に利用することができます。
デメリット
強風に弱い
軽量で薄いシート状の形状のため、強風に弱く破れたりする場合があります。
苔やカビが繁殖しやすい
湿度の高い地域や、日の当たらない北側の屋根などではカビやコケが発生しやすいため、長期的に美観を守ることが難しくなります。