何年目にやるのが多いのか?
屋根に使われている建材は、塗装をすることで耐久性を高める効果があります。
塗装をお勧めする屋根材としては以下の種類があります。
ガルバリウム鋼板・ガルバニウム鋼板
鋼とアルミニウムの合金でできており、日光や高温にも耐えやすい上に軽量な為、屋根の寿命を延ばす要因となります。
サビに強いが、経年劣化で色褪せることがあるります。
●塗装の理由●
金属は熱を伝えやすい材質であるため、夏場は屋根からの熱が室内に伝わりやすいです。遮熱塗装をすることで、表面の温度上昇を抑制できます。また、色の再生や、耐久性向上にもなります。
アスファルトシングル
グラスファイバーにアスファルトを浸透させ、表面に石粒などを吹き付けたものです。シート状で薄くて軽くい上に柔軟性もあるため施工しやすく、価格も安いのが特長です。
割れることはありませんが、遮熱性や断熱性は低いです。
●塗装の理由●
劣化が進むと表面に石粒などが剥がれてしまい、カビやコケが繁殖しやすくなります。また風害にも弱い為、10年~15年では塗装等のメンテナンスが必要です。
化粧スレート屋根
化粧スレートは、セメントや繊維材を混ぜて固めて作られたもので耐久性があるが、経年劣化で防水性の低下、ひび割れや色褪せることがあります。
●塗装の理由●
日当たりなどの立地条件にも左右されますが、10年~15年で防水機能の低下がみられる為、塗装により防水効果を向上させる必要があります。
コンクリート瓦・セメント瓦
セメントと砂を主原料とし、高耐久性塗料で塗装した瓦です。
●塗装の理由●
防水性の低下防止、美観の維持、さらなる耐久性の確保。
屋根の遮熱塗装をおすすめする理由
遮熱塗装は夏場の猛烈な日差しを反射し、屋根の温度上昇を抑えます。これにより、室内の温度も上昇しにくくなります。
●冷房コストの室内温度が下がれば、エアコンなどの冷房の使用頻度や運転時間が減少し、電気代が節約されます。
●夏場の過度な熱による屋根材の劣化を防ぎ、屋根の寿命を延長します。
●屋内の温度が適度に保たれるため、居住者の生活環境が快適になります。
●冷房の使用を減らすことで、CO2の排出を減少させ、環境保護にも寄与します。
遮熱塗装の種類とその耐用年数
シリコン樹脂系遮熱塗装
耐用年数:約10~15年
特徴:耐久性が高く、水分や汚れをはじく効果もあり、多くの建物に適用されます。
アクリル樹脂系遮熱塗装
耐用年数:約5~10年
特徴:柔軟性が高く、紫外線や酸性雨にも強い。価格も比較的リーズナブル。
ウレタン樹脂系遮熱塗装
耐用年数:約10年
特徴:強い接着力を持ち、塗膜が厚くなるので、断熱性能も高い。
フッ素樹脂系遮熱塗装
耐用年数:約20年以上
特徴:非常に高い耐候性を持つ。高価だが、長期間効果が維持される。
セラミック系遮熱塗装
耐用年数:約10~15年
特徴:微細なセラミック粒子が含まれ、高い遮熱性能を発揮。多種多様な色合いが利用できる。
上記耐用年数は一般的な目安ですので、各メーカーや施工方法、環境条件などにより変わる場合がありますので、具体的な情報は専門業者に確認することをおすすめします。