梅雨時期の塗装工事:注意点とメリット
外壁塗装をするにあたって本来は4面全て同時に行う方が多いと思います。しかし何らかの理由で一面だけ塗装が出来なかった。という場合があると思います。そこで今回は一面だけ塗装した時のメリットでデメリットを紹介しようと思います。
一面だけ塗装するメリット
冒頭で話した通り何らかの理由で一面だけ塗装する方がいてらっしゃいます。
この場合はに考えられるのが掛かってくる費用があまりない事です。これが大きなメリットになります。
ある程度金銭的に余裕のあるご家庭なら問題ありませんが、そんでない方は大きな負担になります。そこで一面だけと塗装する事を金銭的な負担を軽減する事が出来ます。
外壁塗装を全面行うと掛かってくる費用が140万~160万掛かってきます。全面という事は4面、つまり正面(1面)だと4分の1に費用になるという事です。
しかし一面だけ塗装をしたいという方は何か不備があったからだと思います。よくあるパターンが北向きの塗装です。やはり一番汚れ、劣化が見られるのが北面の外壁になります。実際に新築から5年~10年の家を見た時、北面の外壁が、汚れ、劣化がよく見られます。また苔なども発生していました。
なぜそんなに北面の外壁だけ劣化が早いかと言いますと基本的に太陽が照りません。その為苔やカビといった物が繁殖しやすい場所と言えます。
- クラックが発生した場合も一部分だけ塗装すると良い
もう一つのメリットは、クラックが発生してしまった場合です。クラックとは、ひび割れのことです。
ひび割れが発生するとどのような不都合があるかというと、一番の不都合は、すき間に雨水が侵入してしまい外壁の状態が悪くなるだけでなく、壁の内側に水が浸入することでシロアリなどが発生する可能性があることです。
このような状態が続いていくと、次第に住宅の老朽化が早まってしまう傾向にあります。
ほかの部分は問題ないのに、一部分のためだけに全面的に塗装するのは非常にもったいないと思います。
そこで、あえて一部分だけ塗装することで穴をふさぐことができる上に、見た目もきれいになりますし、当然金銭的な負担も少なくなるでしょう!!
どのようなデメリットが考えられるか
一面だけ外壁塗装・屋根塗装をするときのデメリットは、
それはほかの部分が劣化した場合もう一度塗装しなければならないことです。
もう一面に関してほかの部分を塗装するときに、
もう一度塗装することになるため二度手間になってしまう可能性があります。
もちろん、一部分だけ塗った場合にはその部分を塗り直さない方法もあります。
ですが、そうするといつまでも塗装の時期にずれが生じてしまいすでに二度手間になることが考えられます。
これを解決するためには、一部分だけ塗る場合比較的耐用年数の長い塗料を使っておくことです。例えば、フッ素系塗料を利用する場合は20年間長持ちをします。
ほかの部分は15年ほどの耐用年数がある塗料を一部分だけ塗ったときから5年後に利用することで、次に塗り直すとき、ちょうど塗り直す時期が統一されるので一度に塗り直すことができるでしょう。
外壁塗装・屋根塗装をおこなう場合には、一面だけ塗る方法もあります。
この場合のメリットは、クラックが発生した場合あるいは汚れが発生した場合にも、あまりお金をかけずに解決をすることができる点です!
これにより、金銭的にあまり大きな負担をかけたくない場合にも安心でしょう。
デメリットは、ほかの部分と塗装するタイミングのずれが生じてしまうことです。