外壁塗装できない場合もある?
外壁塗装を行った際、傷や塗り残しが見つかった場合や、鉄部、木部仕上げ塗装後に外装部材を釘止めした際の釘の頭を隠すために補修塗装する事をタッチアップ塗装と言います。
今回は、外壁タッチアップ塗装の目的について解説していきます。
塗装後のタッチアップ塗装
タッチアップ塗装とは、外壁の仕上げ塗装後の塗装面に細かい傷や塗り忘れが見つかった場合に、塗装の手直しや、塗装した一部分を塗り直す補修塗装をことを指します。
また、外壁塗装工事が終わった後に、何らかのトラブルによって塗装の一部が剥がれてしまった場合の補修塗装のこともタッチアップ塗装と言います。
外壁塗装の部分的なタッチアップ塗装
外壁に部分的な汚れ、傷などがあるものの、外壁全体としては塗り替えの必要無い場合は、既存の塗装の色に合わせて部分的なタッチアップ塗装を慎重に行います。タッチアップ塗装は、部分的な塗装工事なので工期も短く、費用も安く抑える事ができます。部分的なタッチアップ塗装を行う際には、既存の塗装とタッチアップ塗装との違いが出やすいので、できるだけ補修した部分が目立たない様に汚れやシミを少し残して塗装する場合もあります。
釘を隠すためのタッチアップ塗装
サイディングの外壁材や化粧胴差し、付け柱、鼻隠し、破風板、笠木を釘止めした後に、釘頭を隠すために周りの外壁と同じ色の塗料でタッチアップを行います。
また、新築時に外壁と同じ色のタッチアップを行った釘頭の塗装が、他の外壁サイディングの塗装より早く劣化が進む可能性があるので、こういった場合も釘頭を再度タッチアップ塗装を行います。
タッチアップ塗装はどうして必要なのか
美観の維持
キズや凹みが生じると、それが目立って全体の外観が悪くなることがあります。タッチアップ塗装により、そのような損傷を修復し、美しい状態を保つことができます。
防錆効果
特に金属製の物件や自動車においては、キズや凹みが直接金属部分に露出してしまうと、そこから錆が生じる可能性があります。タッチアップ塗装を行うことで、金属部分を保護し、錆の発生を防ぐことができます。
価値の維持
自動車や家具、建物など、損傷が目立つものはその価値が下がることが一般的です。適切なタッチアップ塗装を行うことで、その物の価値を維持または向上させることが期待できます。
長期的なコスト削減
小さなキズや損傷を放置すると、それが大きなダメージへと進行することがあります。初期の段階でタッチアップ塗装を行うことで、将来的な大きな修復費用を節約することができます。
以上、タッチアップ塗装は外観の美しさを維持するだけでなく、物の寿命を延ばすためや価値を保持するための重要な手段となります。