遮熱塗料ガイナの価格は高い?安い?
ガイナのカラーバリエーションや、屋根・外壁の色を選ぶ際のポイントをお話ししましょう。
ガイナのカラーバリエーション
ガイナのカラーバリエーションは52色です。
52色の色見本はガイナを開発した日進工業のホームページで見ることができます。
また、日進工業では、色見本帳のほか塗り見本も用意しています。
ガイナ塗装を行っている塗装会社の多くは、色見本、塗り見本とも用意しているとおもいます。とくに塗り見本は、ローラーによる塗装、刷毛を使った塗装、コテを使った塗装、吹き付け塗装の見本があり、仕上がりの状態を確認できます。
色見本帳には「N-95」や「N-50」という数値が記載されています。
この「N」は無彩色、つまり、白から黒にいたる系列の色を表わします。
数字はその明るさ(明度)を表わし、10~95までの数字で示されます。10番が最も暗く、95番が最も明るいということです。中間値は50番。たとえば、真っ黒は「N-10」、真っ白は「N-95」、中程度の灰色は「N-50」になります。
ガイナは基本となる52色をベースに200色以上のカラーに対応できますが、赤色系、青色系、黄色系、緑色系の有彩色でも明度は中間値50番以上からしか選択できません。
その理由は、ガイナは日射しを遮る上で効果的なセラミック色(白)が基本になっており、遮熱効果を維持するため一定の以上の明るさが必要だからです。
この点はガイナ塗装のデメリットと言えますが、ガイナ塗装を選択される方のほとんどが、ガイナの遮熱効果を期待しているわけですから、一般塗料と比べて色の選択肢が少ないことを不満に感じる方は少ないようにおもいます。
また、これまで屋根の色は黒やグレーが一般的で、ガイナ塗装の場合も「N-50」の灰色を選ぶ方が多いですが、遮熱効果を優先し白の「N-85」を選択される方も増えています。
色見本を見る際の注意点
ところで、色見本帳は屋根や外壁の色を決める上で役立つものですが、塗装後のイメージを掴むためにはなるべく大きな色見本で見ることをおすすめします。同じ色でも小さな色見本では濃く見え、大きな色見本ではずっと明るく見えるものです。
塗装後の感じをつかむためには、色見本帳で「この感じがいい」とおもったものより明るさを抑えたものを選択することをおすすめします。
また、鮮やかな色(彩度の高い色)は塗装後、色褪せしやすいものです。この点をふまえ、彩度についても抑え目のものを選択することをおすすめします。
いずれにしろ色見本帳で選んだ色の明度、彩度と実際の塗装後の印象には大きな違いがありますから、塗装会社とよく相談する必要があります。
屋根の色と壁の色との組み合わせについても色見本だけでは配色の良し悪しが分からないことが多いとおもいます。インターネットには、屋根の色、壁の色の組み合わせが簡単に分かるよう、自分で色を選択しシミュレーションが行えるサービスを行っているサイトがありますので、一度試してみると良いでしょう。
そのうえで色見本の番号を控えておき、塗装会社と相談なさって下さい。この場合も、実際の塗装後のどうなるかは経験がないとつかみきれませんので、塗装会社のアドバイスを聞いて決定することをおすすめします。
色彩決定までの流れ
屋根や外壁の色を変えると、家の表情がそれまでとぐっと違ってきます。塗装後、「せっかくお金をかけたのに、こんな風になるとはおもわなかった」とならないよう、しっかり準備したいですね。
私たちラディエントはもちろん、塗装会社には多くの事例写真があります。その写真をじっくり見て、こんな感じにしたい、というイメージを作ってみて下さい。
色彩効果は家の形や大きさによっても違ってきますから、100%予想通りというのは難しいですが、あまりにもイメージとかけ離れたことになるのを避けることができます。
写真集を見ながら塗装会社の担当者に説明を求め、適切なアドバイスを得るようにしましょう。
また、ぜひおすすめしたいのが、ご近所の家で「いいなあ」とおもう家があったら、その写真を撮っておくことです。そして、その写真をもとに塗装会社と相談しましょう。
たとえば、これまで外壁というと1階部分も2階部分も同じ色をお考えの方が多かったのですが、1階部分、2階部分の色を変える2トーンをご希望の方も増えています。2トーンの場合、色の組み合わせがより難しくなりますし、イメージを口頭だけで伝えるのは難しいのです。
写真があれば自分のイメージをより明快に提示でき、塗装後も自分のイメージに合ったものになります。
ガイナ塗装はマット調と呼ばれるしっとりとした視感・触感が特徴です。
ガイナによる屋根・外壁の塗装をお考えでしたら、ぜひ、私たちラディエントにご相談下さい。色見本、塗り見本はもとより、豊富な事例写真等を使って適切なアドバイスをさせて頂きます。