外壁サイディング、目地補修の必要性は目視でわかる
外壁は、種類によりますが、サイディングであれば耐用年数が7〜8年だと言われています。しかし、太陽光、雨水、風雪、台風などの自然環境やメンテナンスの実施程度によって、耐用年数に大きな差が出ます。
自分で日常的にお手入れすることが、外壁サイディングを長持ちさせることにつながります。症状別にお手入れ方法をご紹介しましょう
長持ちする外壁は、日常のメンテナンスが大切
暑い日も寒い日も、雨の日も台風の日も…過酷な外気にさらされている私たちの住まい。外壁は建物の顔となる大切な存在で、美観もさることながら、内部を保護してくれる大切な役割も果たしています。
清掃やお手入れをしないでダメージを放置していると、建物の寿命が短くなってしまう原因になるので、しっかりとしたメンテナンスが必要です。
外壁は、種類によりますが、サイディングであれば耐用年数が7〜8年だと言われています。
定期的に専門業者へ依頼して補修してもらうことも欠かせませんが、日常的にセルフケアすることも大切です。
日頃のメンテナンスをきちんとしていれば、大規模な補修も軽減されるでしょう。
外壁材には、サイディング、モルタル・塗壁、タイルなどがありますが、中でも最も多く使用されているのがサイディングボードでしょう。
そして、外壁サイディングの中でも、主流なのが窯業系サイディングです。
では、窯業系のサイディングを想定し、症状別にお手入れ方法をご紹介しましょう。
外壁サイディングのお手入れは、優しい洗浄が基本。
外壁サイディングの汚れが気になる際は、洗浄の必要があります。
外壁の洗浄と言えば高圧洗浄機を思い浮かべるかもしれませんが、弱い水圧の家庭用高圧洗浄機だとしても、ご家庭でのご利用はおすすめできません。
なぜなら水圧が強すぎるため、サイディングが崩れてしまったり、へこんでしまったり、あるいは塗膜が傷ついてしまうからです。
おすすめのお手入れ法は、ホースの水をかけながら、柔らかいブラシなどで優しく汚れを落とすというものです。
ホースで水をかける時は上から下にかけるようにしましょう。下から突き上げるような水は、内部に水が入ってしまう可能性がありますから注意してください。
また、カビや藻を落とすときは、必ず中性洗剤(台所用洗剤など)を使いましょう。中に粒子が入っているようなクレンザーは、サイディングや塗膜を傷つけるので使わないでください。
事前に目立たない箇所で試し洗いをし、問題がないか確かめてから行いましょう。外壁面や、土台水切などの金属部材に洗剤が残っていると、変色や錆の原因になるので、洗浄後はしっかりと水で洗い流してください。
日常のメンテナンスで外壁サイディングの劣化を防ごう。
汚れの中でも鳥のフンという場合。水だけで落とせないフンの汚れは、中性洗剤を柔らかいブラシや布などを使って丁寧に、優しく洗ってください。
また鳥のフンは、伝染性の病気やアレルギーを発症させる危険性があるので、放置しないで、早期に取り除きましょう。掃除する時はマスクやゴム手袋を必ず装着してください。
また、外壁サイディングボードが弓なりに反ってしまった場合は、自分で補修するのが非常に難しくなります。反ってしまったら専門業者へ相談してください。できるだけ反る前に、対策をとりましょう。
チョーキングのチェックで外壁塗装の塗り替え時期かどうかの判断ができます。外壁を指でこすってみて、指に白い粉が付くようなら、それはチョーキング現象で、外壁塗装がはがれて防水効果が無くなっていて、塗り替え時期のサインです。
さらに、目地はきれいでしょうか? コーキングの状況もチェックしてください。ひび割れを見つけたらコーキング補修の必要があります。塗装する前の処理として、ひびをウレタンまたは変成シリコンのコーキング材で埋めておく方法があります。
ホームセンターなどで必要なアイテムを購入して、自分で補修する方法もありますが、私どものような専門業者にご相談いただくと、塗装やそのほかのお手入れも含めてご対応させていただきます。