外壁についた緑はコケが正体!発生しやすい条件は
外壁の目の届きにくい部分も定期的な点検をしていますか?
知らない間に、カビやコケの温床になっていることがあります。
もし、カビやコケの疑いかあるなら、広がる前に手を打ちましょう。
専用洗剤や高圧洗浄という手法もありますが、その前に塗膜の状態をチェックする必要があります。塗膜の状態の確認やカビやコケの除去方法などをわかりやすくご説明します。
カビやコケがないか、外壁を定期的に点検
自慢のマイホーム、見えない所もこまめにチェックしていますか?
特に日陰になっている外壁は、要注意です。汚れだけではなく、カビやコケが生えていることが多いのをご存知ですか?
カビやコケは放置しておくとどんどん広がってしまいますので、目の届きにくい部分も、定期的な点検をおすすめします。
点検した汚れが緑色だと、カビまたは藻の類いでしょう。どちらも湿気の多い所に発生します。
カビは日光によって増殖を阻止されるので、日当りの良い所には生えません。
しかし、藻は日光の当たる所でも光合成によって増殖してしまうので、日当りが良い所だからと安心していては、後で大変なことになりますから、気をつけましょう。
浴室・トイレ等水まわりに位置する外壁部分には、カビ、コケ、藻が発生しやすく、浴室等の湿気の影響が原因だと思われます。
また、周辺でガーデニングをしていたり、植木などを植えていたりすると、外壁にも藻が生じやすくなります。
では、このようになった外壁をどのようにすればよいか対策について、確認していきましょう。
外壁のコケ落としには、水洗いで塗膜の状態をチェックしよう!
外壁にはさまざまな種類がありますが、一般的なセメント系サイディングの場合と想定してご説明します。
カビ、コケ、藻など緑色の汚れを除去するには、まずは、水洗いをしてみましょう。ホースで水をかけながらタワシで軽くこすってみてください。
洗剤は、塗り替えをすることになれば、外壁に影響が出るので使わないでください。
塗膜が良い状態であれば、緑色の汚れは水洗いだけでもキレイに落とせます。もし、水洗いだけではあまりキレイにならない場合には、塗膜がはがれていることが考えられます。
したがって、外壁が湿気を吸ってカビが発生しやすい状況になっているので、塗りなおした方が良いでしょう。セメント系の外壁は、そもそも吸水性が高い性質があるので塗膜による防水効果があるはずです。
しかし、年月の経過で防水効果がなくなっていれば、雨水が侵入するようになり、湿気を好むコケやカビなどが外壁に発生してしまうことが多いようです。
塗膜の劣化度合いを見極めるには、いちばん陽の当たる部分の壁を手でこすってみることをおすすめします。手に白い粉が付けば、そろそろ塗り替える時期でしょう。
外壁の塗り替えも、高圧洗浄でコケをキレイに落としてから!
コケやカビの除去方法として、専用洗剤や高圧洗浄という手法があります。塗膜の状態が良ければ、高圧洗浄機で洗い落とせば驚くほどキレイになります。高圧洗浄機は、ノズルから高圧な水を出してさまざまな汚れを落とす装置です。
ただし水圧が非常に高いので、高圧ゆえに外壁の塗装やサイディングのつなぎ目にあるシーリング材まで、傷つけてしまう可能性もあります。
DIYでされる場合は、何度も同じ場所にかけないよう慎重に確認しながら、気をつけて行ってください。
また、防カビ・坊藻の塗料や、薬剤もあるので状況に応じて使い分けましょう。もし、塗り替えるのであれば、その際もまずは高圧洗浄でキレイに洗うことをおすすめします。
高圧洗浄をした後に、塗料に防カビ・防藻の薬剤を添加して塗装するようにしてください。
この場合は、それぞれの適した量やさじ加減などのテクニックが必要なので、施工業者にまかせるのが良いでしょう。ただし、すべてを業者まかせにしないよう注意してください。
弊社へご相談いただければ、洗浄のみか、塗り替えの必要があるか、最善の塗装方法についてアドバイス、施工させていただきます。どうぞお気軽にお問い合わせください。