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金山泰男プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

カラーベスト屋根の高圧洗浄

金山泰男

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テーマ:カラーベスト塗装

カラーベスト屋根の塗装後のトラブルで、最も多いのが早期の塗膜剥離と、塗装後の雨漏れだと思います。塗装後の雨漏れについては、また後程書きたいと思いますが、まずここではカラーベスト屋根塗装後の早期の塗膜剥離について書いていきたいと思います。
塗膜剥離の一番の原因は、雑な高圧洗浄と下塗り(シーラー)の塗布量不足です。経年劣化したカラーベスト屋根は、コケやカビに加えスレート表面に砂をまいたような砂地状態になっていることがよくあります。よくお見積りのための現地調査でカラーベスト屋根にのぼるのですが、砂地状態になっている屋根は少し勾配がきついと、ズルズルと滑ることがあります。(滑り台に砂をまいたような感じです。)
このコケやカビ、劣化したスレート表面の砂のようになった部分は、素地(カラーベスト)の表面にほとんど密着していません。高圧洗浄機でこのコケやカビ、砂などをきれいに洗い流さずにこの上から塗装した場合、当然コケなどから塗装した塗膜ごと剥離します。
下の写真は、高圧洗浄不足や、シーラーの塗布量不足で塗膜剥離を起こした屋根の写真です。
白く見える部分が塗膜剥離している個所です。

では、どれくらい高圧洗浄で洗い流せばいいのかですが、カラーベストの劣化状況や種類などにもよりますが、築後15年もしたカラーベスト屋根ですと、下の写真のように、元の色が分からなくなるくらいに真っ白になることもあります。下の写真の屋根で、朝8時30分から洗浄の準備を始め、昼食抜きで1時頃までかかりました。外壁のと合わせ洗浄に丸一日かけています。
高圧洗浄前の写真です。

下の写真はカラーベスト屋根の高圧洗浄中の写真です。黒い部分は洗浄前で水にぬれて黒くなっています、薄茶色の部分は洗浄後の部分です。見ていただければわかるように、高圧洗浄機のノズルから出ている水の幅は数cmです。この数cm幅で屋根全体に水を当てていきます。

下の写真は高圧洗浄後のカラーベスト屋根です。すっかり元の色が分からなくなるくらい白くなっています。

お時間のある方は下の動画も参考にしてください。カラーベスト屋根やモニエル瓦などを当社で実際に高圧洗浄している動画です。3件の屋根洗浄を約10分間にまとめています。

ここまで表面塗膜が無くなると、スレート本体は吸水性が高いため、下塗りで塗装するシーラーがカラーベスト基材にどんどん吸い込まれていきます。次はシラーの塗布量不足による塗膜剥離について書いていきたいと思います。
続いてカラーベスト下塗りについてです。→カラーベスト下塗り

カラーベスト塗装について詳しくはこちらもご覧ください→カラーベスト塗装について

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金山泰男
専門家

金山泰男(塗装業)

株式会社ペイント一番

建材の傷み具合を見てお客様に説明し、下塗りの回数、使用する塗料を提案する

金山泰男プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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