【大切にしてきた人形に感謝を込めて】人形供養の基本と、心が軽くなるお別れの方法

山田泰平

山田泰平

テーマ:葬儀の知識

皆様、こんにちは。
株式会社大阪セレモニー代表の山田泰平です。

皆様のご自宅には、大切にされてきたけれど、今は役目を終えて飾られなくなったり、お子様が成長して遊ばれなくなったりしたお人形やぬいぐるみはありませんか?

例えばお雛様や五月人形、可愛がっていたぬいぐるみ、旅先で買ったお土産物の人形など。

たくさんの思い出が詰まっているからこそ、「どうやって手放せばいいのだろう?」「ゴミとして捨てるのは、なんだか気が引ける…」そんな風に、処分に困っていらっしゃる方も少なくないのではないでしょうか。

日本人には古くから、人形には持ち主の想いや魂が宿る、という考え方がありますよ。

だからこそ、ただ「物」として処分することに、どこか後ろめたさや罪悪感を感じてしまうのかもしれません。

そんな大切にしてきた人形たちと、気持ちよくお別れするための方法が「人形供養」です。

今回は、この「人形供養」について、その意味や方法そして私たち大阪セレモニーが毎年開催しております「人形供養祭」について、詳しくお話ししたいと思います。

人形供養って、そもそも何? なぜ必要なの?

人形供養とは、役目を終えた人形やぬいぐるみに、これまでの感謝の気持ちを伝え、供養(丁重にお別れを告げる儀式)を行うこと。

先ほども触れましたが、日本では人形を単なる「物」としてではなく、持ち主の愛情や想いを受け止め、時には身代わりとなって厄を引き受けてくれる存在、あるいは魂が宿る特別な存在として捉える文化があります。

ひな人形や五月人形は、お子様の健やかな成長を願う身代わりとして。

ぬいぐるみは、幼い頃の遊び相手として、たくさんの愛情を注がれた存在として。

そうした人形たちを、感謝の気持ちなくぞんざいに扱ってしまうのは、やはり心苦しいものですよね。

人形供養を行う目的は、主に以下の点が挙げられます。

感謝の気持ちを伝える: これまで大切にしてきたこと、一緒に過ごした時間への感謝を込めて、お別れをする。

魂を鎮める(魂抜き): 人形に宿ったとされる想いや魂を、安らかに天に還すための儀式を行う。

心の整理をつける: 供養という儀式を通して、持ち主自身が気持ちの整理をつけ、罪悪感なく、穏やかな気持ちで手放すことができるようにする。

供養せずに捨ててしまったからといって、必ずしも悪いことが起こるわけではありません。

しかし、供養を行うことで持ち主の心が安らぎ、「きちんと感謝を伝えてお別れできた」という納得感が得られる。

それが、人形供養の最も大きな意味なのかもしれませんね。

どんな人形が供養できるの?

人形供養の対象となるのは、実に様々です。

節句人形: 雛人形(ひな人形)、五月人形(兜、鎧飾り含む)

ぬいぐるみ: テディベア、動物のぬいぐるみなど

日本人形: 市松人形、こけし、博多人形など

西洋人形: フランス人形、ビスクドールなど

その他: キャラクター人形、お土産物の人形、だるまなど

基本的には、皆様が「これは供養してあげたい」と感じる人形であれば、対象となると考えて良いでしょう。

ただし、ガラスケースや飾り段、金属製の付属品など、人形本体以外の部分は、供養の対象外となることが多いので事前に確認してください。

人形供養の方法は?

人形供養を行う方法は、いくつかあります。

お寺や神社に依頼する: 年間を通して人形供養を受け付けている寺社や、特定の日に人形供養祭を行っている寺社があります。直接持ち込むか、郵送で受け付けてくれる場合もあります。供養料(お布施や玉串料)が必要です。

葬儀社などのイベントに参加する: 私たち株式会社大阪セレモニーのように、地域貢献の一環として人形供養祭を開催している葬儀社もあります。持ち込みが基本で、比較的安価、あるいは無料(お気持ち)で行われることもあります。

郵送供養サービスを利用する: 近くに供養してくれる場所がない場合など、郵送で人形を送って供養してもらうサービスもあります。

どの方法を選ぶかは、ご自身の状況や考え方に合わせて決めると良いでしょう。

株式会社大阪セレモニー「人形供養祭」のご案内

ここで、私たち株式会社大阪セレモニーが開催しております、恒例の「人形供養祭」についてご案内させてください。

この人形供養祭は、地域の皆様への感謝と、皆様が大切にされてきた人形への感謝を込めて、毎年開催している行事です。

今年で13回目を迎えます。

ご自宅に眠っているお雛様やぬいぐるみ、お土産物の人形など、処分にお困りの人形がございましたら、ぜひこの機会にお持ちください。

お預かりした大切なお人形は、お寺様にお越しいただき、心を込めてご供養させていただきます。

【第13回 株式会社大阪セレモニー 人形供養祭】

供養祭日時: 令和7年4月27日(日) 13時より

お預かり期間: 令和7年4月1日(火)より 4月27日(日)供養祭開始前まで

会場: 大阪セレモニー家族葬ホール 1階
(住所:大阪府大阪市旭区大宮1-5-28)

対象となるもの: 雛人形、五月人形、ぬいぐるみ、こけし、お土産物の人形など
※ガラスケース、飾り段、刀などの金属類、電池を使用するおもちゃなど、人形本体以外のものはお預かりできませんので、ご了承ください。分別にご協力をお願いいたします。

供養料: お気持ちでお納めください。
皆様からお預かりした供養料は、全額、ご供養いただくお寺様へのお布施としてお渡しさせていただきます。

お問い合わせ: 株式会社大阪セレモニー
電話: 06-6953-9192
(住所:大阪府大阪市旭区大宮1-5-28)

お預かり期間中に、会場(大阪セレモニー家族葬ホール1階)へ直接お人形をお持ちいただくだけで結構です。

スタッフが丁寧にご案内いたします。

供養料も、皆様のお気持ちで結構ですので、どうぞお気軽にご参加ください。

まとめ

大切にしてきた人形との別れは、少し寂しい気持ちになるかもしれません。

しかし、人形供養という形できちんと感謝を伝え、けじめをつけることで、心穏やかにそして前向きな気持ちで手放すことができます。

もし、ご自宅で眠っている人形たちの処分にお困りでしたら、ぜひ「人形供養」という選択肢を考えてみてください。

株式会社大阪セレモニー

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山田泰平
専門家

山田泰平(葬儀)

株式会社大阪セレモニー

当社は家族葬を専門に、これまで1000件以上の葬儀をお手伝いさせて頂きました。少人数だからこそ実現できるきめ細やかなサービスと、ご遺族様の想いに寄り添った丁寧な対応を心がけています。

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