葬儀見積りの最大の罠!「飲食接待費」で費用が倍増するカラクリと全知識
皆様、こんにちは。株式会社大阪セレモニー代表の山田泰平です。
今回は、近年注目を集めている「海洋散骨」について詳しく解説します。
海洋散骨とは、故人様の遺骨を粉末状にして、海に撒く葬送方法です。
「自然に還りたい」「海が好きだった故人の遺志を尊重したい」といった理由から、海洋散骨を選ぶ方が増えています。
今日は、海洋散骨の意味、種類、手順、費用、メリット・デメリット、そして法律やマナーについて具体的にお話しします。
海洋散骨の意味
海洋散骨は、
自然回帰:故人様の遺骨を自然である海に還すことで、自然の一部となることを願う。
故人の遺志:海が好きだった故人様の遺志を尊重する。
お墓の問題解決:お墓の継承者がいない、お墓の管理が難しいといった問題を解決する。
といった意味合いがあります。
海洋散骨には、主に以下の3つの種類があります。
①個人散骨
遺族や親しい人のみで船をチャーターし、希望の海域で散骨を行います。
故人様とゆっくりお別れをすることができますが、費用は比較的高額になります。
②合同散骨
複数の遺族が一緒に船に乗り合わせ、合同で散骨を行います。
個人散骨よりも費用を抑えることができます。
他の遺族と一緒になるため、プライベートな時間を確保するのは難しい場合があります。
③委託散骨(代行散骨)
遺族は船に乗船せず、業者に散骨を委託します。
最も費用を抑えることができます。
散骨に立ち会うことはできませんが、後日、散骨証明書や写真などが送られてきます。
海洋散骨の手順
①遺骨の粉骨
遺骨をそのまま海に撒くことはできません。
必ず、2mm以下の粉末状にする必要があります。(粉骨)
粉骨は、専門業者に依頼するのが一般的です。
②散骨場所の選定
散骨を行う海域を選びます。
漁業権や環境への配慮から、散骨が禁止されている海域もあります。
業者と相談し、適切な場所を選びましょう。
③船の手配
散骨を行うための船を手配します。
個人散骨の場合は、船をチャーターします。
合同散骨の場合は、業者指定の船に乗り合わせます。
④散骨の実施
船で沖合まで移動し、散骨を行います。
散骨の際は、水溶性の袋に遺骨を入れたり、花びらと一緒に撒いたりします。
献酒や黙祷など、簡単なセレモニーを行うこともあります。
⑤散骨証明書の発行
散骨を行った日時や場所などを記載した、散骨証明書が発行されます。
海洋散骨の費用
海洋散骨の費用は、種類や業者によって異なりますが、一般的な相場は以下の通りです。
個人散骨:20万円~50万円程度
合同散骨:10万円~30万円程度
委託散骨:5万円~10万円程度
※別途、粉骨費用(2万円~5万円程度)がかかります。
海洋散骨のメリット
自然に還ることができる:故人様の遺志を尊重し、自然に還ることができます。
お墓が不要:お墓を建てる必要がないため、費用を抑えることができます。
お墓の管理が不要:お墓の掃除や管理、後継ぎの心配がありません。
宗教・宗派を問わない:宗教や宗派に関係なく、行うことができます。
海洋散骨のデメリット
遺骨が手元に残らない:遺骨は全て海に撒くため、手元には残りません。(一部を残すことも可能です)
お墓参りができない:お墓がないため、特定のお参りの場所がありません。
親族の理解を得にくい場合がある:海洋散骨は、まだ比較的新しい葬送方法のため、親族の中には抵抗感を持つ方がいるかもしれません。
天候に左右される:船で沖合に出るため、天候によっては、散骨が延期される場合があります。
海洋散骨に関する法律とマナー
現在日本には、散骨を直接規制する法律はありません。
しかし、「墓地、埋葬等に関する法律」や「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」との関連で、節度を持って行う必要があります。
地方自治体によっては、条例で散骨に関するルールを定めている場合があります。
また以下のマナーはしっかりと守ってください。
遺骨は必ず粉骨する:遺骨の形状がわかる状態で撒くのは、遺骨遺棄罪に問われる可能性があります。
陸地から離れた場所で行う:海水浴場や漁場、養殖場などの近くは避け、陸地から十分に離れた場所で行いましょう。
自然に還らないものは撒かない:金属やプラスチックなど、自然に還らないものは絶対に海に撒かないでください。
周囲への配慮:周囲に人がいる場合は、配慮しましょう。
服装:平服で構いませんが、船上は滑りやすいので、動きやすい服装と靴を選びましょう。
大阪セレモニーでは、信頼できる海洋散骨業者と提携し、お客様のご希望に合わせたプランをご提案しています。
粉骨の手配から散骨当日のサポートまで、トータルでお手伝いいたします。
「ご遺骨の一部を手元に残したい」といったご要望にも対応いたします。
海洋散骨についてご不明な点やご不安な点がございましたら、いつでも大阪セレモニーにご相談ください。
株式会社大阪セレモニー



