地球に還る、優しいお葬式。SDGs時代の「エコ葬儀」とは?
皆様、こんにちは。株式会社大阪セレモニー代表の山田泰平です。
今回は、「弔慰金(ちょういきん)」について詳しく解説します。
弔慰金とは、故人様の死を悼み、ご遺族の生活を支援するために、会社や団体などから支給されるお金のことです。
「弔慰金って、誰がもらえるの?」
「金額は、どのくらい?」
「税金はかかるの?」
そういった疑問にお答えします。
まずは弔慰金の基礎知識から始まり、受け取れる人、金額の相場、税金、申請方法、そして注意点について、具体的にお話しします。
弔慰金とは?
弔慰金は、法律で定められたものではなく、会社や団体の福利厚生制度の一環として支給されるものです。
そのため、弔慰金制度がない会社や団体もあります。
弔慰金には、
- 故人様の死を悼む
- ご遺族の生活を支援する
- 葬儀費用の一部を負担する
といった意味合いがあります。
弔慰金を受け取れる人
弔慰金を受け取れるのは、一般的に、故人様の配偶者、子、父母などの近親者です。
誰が受け取れるかは、会社や団体の規定によって異なるため、事前の確認が必要です。
また受け取れる弔慰金の金額は、故人様の勤続年数や役職、会社や団体の規定などによって異なります。
一般的な相場は、以下の通りです。
- 業務上の死亡の場合: 給与の3年分程度
- 業務外の死亡の場合: 給与の半年分程度
ただし、これはあくまで目安であり、会社や団体によっては、これ以上の金額が支給される場合もありますし、全く支給されない場合もあります。
弔慰金と税金
弔慰金は、原則として非課税です。
ただし、以下の金額を超える部分は、相続税の課税対象となります。
- 業務上の死亡の場合: 故人の死亡当時の普通給与の3年分に相当する額
- 業務外の死亡の場合: 故人の死亡当時の普通給与の半年分に相当する額
弔慰金の申請方法
弔慰金の申請方法は、会社や団体によって異なります。
一般的には、以下の書類を提出する必要があります。
- 弔慰金請求書
- 死亡診断書(または死体検案書)のコピー
- 戸籍謄本(故人様と請求者の関係がわかるもの)
- その他、会社や団体が指定する書類
申請期限も、会社や団体によって異なりますので、事前に確認しておきましょう。
香典との関係
弔慰金は、香典とは別に受け取ることができます。
香典返しは、香典をいただいた方に対して行うものであり、弔慰金をいただいた場合は、別途お礼をする必要はありません。
弔慰金以外に受け取れるお金
故人様が亡くなった場合、弔慰金以外にも、以下のようなお金を受け取れる場合があります。
死亡保険金:故人様が生命保険に加入していた場合に、保険会社から支払われます。
遺族年金:故人様が国民年金や厚生年金に加入していた場合に、遺族に支給されます。
未支給年金:故人様が受け取るはずだった年金が、まだ支給されていない場合に、遺族が受け取ることができます。
高額療養費:故人様が医療機関で高額な医療費を支払った場合に、払い戻しを受けられる場合があります。
葬祭費・埋葬料:故人様が国民健康保険や健康保険に加入していた場合に、葬儀費用の一部として支給されます。
これらの制度についても、事前に確認しておくと良いでしょう。
弔慰金は、故人様の死を悼み、ご遺族の生活を支援するためのものです。
制度の内容をよく理解し、適切に活用しましょう。
株式会社大阪セレモニー