手元供養とは?メリット・デメリットと最新トレンドをプロが解説
皆様、こんにちは。株式会社大阪セレモニー代表の山田泰平です。
今回は、葬儀業界の闇の部分である「悪徳葬儀社」について、その巧妙な手口と、被害に遭わないための対策を詳しく解説します。
愛する人を亡くした悲しみの中、冷静な判断ができない状況につけ込み、不当な利益を得ようとする悪徳葬儀社は、残念ながら一定数存在します。
「私は大丈夫」と思わずに、ぜひこの記事を読んで、悪徳葬儀社から身を守るための知識を身につけてください。
悪徳葬儀社が使う、巧妙な手口
不安を煽る:
「今すぐ決めないと、火葬場が取れませんよ!」
「このプランにしないと、故人様が浮かばれませんよ!」
「早くしないと、ご遺体の状態が悪くなりますよ!」
このように、時間的な制約や宗教的な感情、ご遺体の状態などを理由に不安を煽り、冷静な判断をさせないようにします。
高額なプランを勧める:
「故人様のため」「ご遺族のため」などと言って、高額なプランを勧めてきます。
「これが一番人気です」「皆さん、このプランを選ばれます」などと言って、他のプランを選びにくい状況を作ります。
また「割引が適用されるから大丈夫」などと言って、高額なプランを契約させようとします。
不要なオプションを勧める:
必要のないサービスや商品を、強引に勧めてきます。
「故人様のためには、これが必要です」「これが常識です」などと言って、断りにくい状況を作ります。
例えば、以下のようなものが、不要なオプションとして挙げられます。
- 高価な棺
- 必要以上に豪華な祭壇
- 大量の供花
- 高額な返礼品
見積もりを曖昧にする:
「葬儀一式」など、内訳が曖昧な見積もりを提示します。
項目ごとの金額が記載されていない、または極端に安い金額しか記載されていません。
また追加料金について、明確な説明がありません。
契約を急がせる:
「今すぐ契約しないと、割引が適用されません」
「他の葬儀社に依頼すると、もっと高くなりますよ」
このように言って、契約を急がせ、考える時間を与えません。
クーリングオフの説明をしない、または妨害する:
葬儀は、クーリングオフの対象外だと思い込ませようとします。
クーリングオフの説明をしない、または、曖昧な説明しかしない。
クーリングオフを申し出ると、「もう手配してしまったから、キャンセルできない」などと言って、妨害する等。
悪徳葬儀社の手口を見抜くポイント
①複数の葬儀社から見積もりを取る
1つの葬儀社だけでなく、複数の葬儀社から見積もりを取り、比較検討しましょう。
料金相場を把握し、不当に高額な請求をされていないか確認することができます。
②見積もりの内訳を細かく確認する
「葬儀一式」というような曖昧な表現ではなく、項目ごとに金額が記載されているか確認しましょう。
何が含まれていて、何が含まれていないのか、具体的に質問しましょう。
追加料金が発生する可能性がある項目についても、確認しておきましょう。
③契約を急かされても、即決しない
「今すぐ決めないと」と言われても、即決しないようにしましょう。
一度持ち帰り、家族や親族と相談したり、第三者の意見を聞いたりする時間を取りましょう。
④不要なオプションは、はっきりと断る
必要のないサービスや商品は、はっきりと断りましょう。
「故人様のため」などと言われても、惑わされないようにしましょう。
⑤クーリングオフ制度について知っておく
葬儀は、特定商取引法に基づくクーリングオフの対象となる場合があります。
契約書を受け取ってから8日以内であれば、無条件で契約を解除することができます。
クーリングオフをする場合は、書面で通知する必要があります。
もし、悪徳葬儀社に遭遇してしまったら
①消費者センターに相談する
消費者センターは、消費者トラブルに関する相談窓口です。
専門の相談員が、アドバイスや、解決のためのサポートをしてくれます。
②弁護士に相談する
悪質なケースでは、弁護士に相談することも検討しましょう。
弁護士は、法律の知識に基づいて、適切なアドバイスをしてくれます。
また、葬儀社との交渉や、裁判所での手続きを代行することもできます。
大阪セレモニーでは、お客様に安心してご依頼いただけるよう、明瞭な料金体系、丁寧な説明、誠実な対応を心がけています。
葬儀に関するご相談は、いつでもお気軽にお問い合わせください。
私たちは、お客様の悲しみに寄り添い、心温まるお見送りをサポートいたします。
株式会社大阪セレモニー



