外国人技能実習生が死亡…国際遺体搬送の現実と文化的配慮
皆様、こんにちは。株式会社大阪セレモニー代表の山田泰平です。
「こんなお葬儀がありました」シリーズ、今回は近年増加傾向にある「孤独死」の葬儀についてお話しします。
孤独死とは、誰にも看取られることなく、一人暮らしの自宅などで亡くなること。
発見が遅れることも多く、ご遺体の状態によっては、ご遺族や関係者に大きな精神的負担がかかることもあります。
また、孤独死の葬儀には、通常の葬儀とは異なる様々な課題や注意点があります。
孤独死の葬儀の特徴と課題
①発見の遅れ
孤独死は発見が遅れることが多く、死後数日もしくは数週間、場合によっては数ヶ月経ってから発見されることもあります。
発見が遅れるとご遺体の腐敗が進み、通常の葬儀を行うことが難しくなる場合があります。
②身元確認の困難さ
身元を証明するものが身の回りになかったり、あっても情報が古かったりして、身元確認に時間がかかることがあります。
身元が判明しても、親族と疎遠になっている場合や親族がいない場合もあり、葬儀の担い手を探すのが難しいことがあります。
③費用の問題
故人に十分な財産がない場合、葬儀費用を誰が負担するのか、という問題が生じます。
親族がいない場合や、親族がいても経済的に困窮している場合は、自治体が費用を負担する「福祉葬」という制度を利用することもあります。
④特殊清掃
孤独死の場合、ご遺体の腐敗が進んでいることが多く、室内の清掃や消毒が必要になる場合があります。
特殊清掃は、専門の業者に依頼する必要があり、費用も高額になることがあります。
⑤遺品整理
故人の残された遺品を、誰がどのように整理するのか、という問題も生じます。
親族がいない場合や、親族がいても遠方に住んでいる場合は、遺品整理が困難になることがあります。
孤独死の葬儀で、葬儀社ができること
私たち葬儀社は、孤独死の葬儀において、以下のようなサポートを提供しています。
ご遺体の搬送・安置:警察や行政からの連絡を受け、ご遺体を搬送し、安置施設で適切に安置します。
身元確認の協力:警察や行政と連携し、故人の身元確認に協力します。
葬儀のプランニング:ご遺族や関係者と相談し、故人の状況やご希望に合わせた葬儀プランを提案します。火葬のみのシンプルなプランや、福祉葬の手続き代行など、様々なニーズに対応します。
特殊清掃・遺品整理業者の紹介:信頼できる特殊清掃業者や、遺品整理業者を紹介します。見積もりの取得や、契約手続きのサポートも行います。
各種手続きの代行:死亡届の提出や、火葬許可証の取得など、煩雑な手続きを代行します。必要に応じて、弁護士や司法書士などの専門家を紹介します。
大阪セレモニーの取り組み
大阪セレモニーでは、孤独死の葬儀にも心を込めて対応しています。
・身元不明のまま亡くなられた方の葬儀を、自治体と連携して執り行う。
・遠方に住む親族に代わり、遺品整理や特殊清掃の手配を行う。
・故人の友人たちと協力し、思い出の品を展示した、温かいお別れ会を企画する。
これらの葬儀は、いずれも故人様の尊厳を守り、残された方々の心のケアを最優先に考えたお見送りとなります。
誰にも看取られず逝くということ
孤独死は、決して他人事ではありません。
高齢化や核家族化が進む現代社会において、誰にでも起こりうる可能性があります。
私たちは、孤独死の葬儀を通じて故人様の尊厳を守り、残された方々の心の痛みに寄り添うことの大切さを、改めて感じています。
孤独死の葬儀について、ご不安なことやご不明な点がございましたら、いつでも大阪セレモニーにご相談ください。
こんなお葬儀がありました①
株式会社大阪セレモニー



