「法事と法要って、何が違うの?いつ何をするの?」
皆様、こんにちは。株式会社大阪セレモニー代表の山田泰平です。
前回は、葬儀業界の仕事内容について、少しだけ裏側をお見せしました。
今回は、さらにディープな世界へご案内! 葬儀業界で使われている「専門用語」や「隠語」について、こっそり教えちゃいます。
もし、あなたが葬儀社で働くことになったら…? きっと、初めて聞く言葉ばかりで戸惑ってしまうかもしれません。
でも、大丈夫! このコラムを読めば、あなたもすぐに業界通になれるはずです。
まずは基本の「専門用語」から
葬儀業界には、一般の方には馴染みのない様々な専門用語があります。
例えば、
- 湯灌(ゆかん):故人様の体を洗い清める儀式。
- 納棺(のうかん):故人様を棺に納めること。
- 出棺(しゅっかん):棺を葬儀場や火葬場へ送り出すこと。
- 精進落とし(しょうじんおとし):火葬後に行う会食。
- 後飾り(あとかざり):葬儀後、自宅に設ける祭壇。
これらの言葉は、葬儀の打ち合わせや、葬儀の進行中に頻繁に使われます。
意味を知っておくと、スムーズに話が進むはずです。
ちょっと面白い「隠語」の世界
葬儀業界には、関係者しか知らない「隠語」も存在します。
例えば、
- 「お迎え」:ご遺体を搬送すること。
- 「お化粧」:ご遺体に死化粧を施すこと。
- 「お着替え」:ご遺体に着物を着せること。
- 「ご出発」:出棺のこと。
- 「あし」:霊柩車のこと。
- 「大きい故人様」:体の大きな故人様のこと。(直接的な表現を避けるため)
- 「〇〇番さん」:火葬の順番のこと。(〇〇には番号が入る)
- 「ヤマ」:多忙である状態。
これらの隠語は、お客様の前では使いませんが、スタッフ同士の会話や電話でのやり取りなどでよく使われます。
なぜ隠語を使うのか?
その理由は、お客様に不快な思いをさせないため、そして業務を円滑に進めるためです。
例えば、「ご遺体の搬送」を「お迎え」と言い換えることで、少しでも柔らかい印象を与えることができます。
また、「大きい故人様」という表現は、直接的な言葉を避け、故人様への敬意を示すための配慮です。
隠語から見える、葬儀業界の文化
これらの隠語から、葬儀業界の文化や仕事に対する姿勢が垣間見えるような気がしませんか?
私たちは、常に故人様とご遺族に寄り添い、言葉遣いにも細心の注意を払っています。
それは、葬儀という厳粛な場において、「少しでもお客様の心を癒やしたい」という思いがあるからです。
今回は、葬儀業界の専門用語と隠語についてご紹介しました。
少しは、葬儀業界の裏側を覗くことができたでしょうか?
次回も、さらにディープな世界へご案内します!
業界の裏話①
株式会社大阪セレモニー



