家族葬の四十九日法要について。香典は必要?
沖縄お悔やみ情報局
先日、沖縄出身の友人から沖縄のお葬儀事情を聞いてびっくりしました。
沖縄のお葬儀でまず私が驚いたのが、インターネットのお悔やみ情報局です。
このお悔やみ情報局には亡くなった方の名前はもちろん、年齢、喪主、葬儀場が掲載されており、詳細ボタンをクリックすると亡くなった方の孫、甥姪代表、友人代表、自治会会長まで名前が掲載されていることがあり法要の予定まで知ることが出来ます。実際私の沖縄出身の友人に聞いたところ四十九日法要もお悔やみ情報局で日にちを確認して友人たちも集まるそうです。
所変わって大阪市の当社では最近はほとんどが家族葬となっており、訃報の連絡も葬儀に呼ぶ人だけを選別し連絡をする事がほとんどです。参列する人数も10名ぐらいで少ない場合は5名以下の事もあります。それだけ大阪では地域との繋がりも減って、近所の方がいつ亡くなったのかも分からない状態になってきました。
亀甲墓への納骨
次に驚いたのが納骨です。
沖縄のお墓といえば有名な屋根が亀の甲羅の形をした亀甲墓で、納骨するのがお葬儀の当日だそうです。お墓がまだない家庭では49日法要や一周忌法要に合わせて新たに準備したお墓に納骨するそうですが、お墓がある一般家庭ではお葬儀が終わり休む間もなくその日に納骨式があるそうです。新仏となった新しい御遺骨は入口の入ってすぐの所に置かれ、その墓の番人となるそうです。
こちら関西では納骨を葬儀後にすることは珍しく、遠方から葬儀に来られた家族が納骨にまた来るのが困難なためにお葬式の日に納骨することはありますが、まれなケースです。ほとんどの家庭が一周忌法要や三回忌法要の時に納骨をします。
お骨は布の袋に入れお墓の下に作られたスペースに納骨します。時間がたち袋が朽ち果て、遺骨はお墓の下の土に戻っていきます。
以上が沖縄の友達から聞いてびっくりした葬儀の違いでした。地域によってお葬儀の風習は変わってきます。北海道に嫁いだ友人から聞いた話では、お葬儀に参列した時にもらう粗供養品が牛乳券で驚いたそうです。後日調べると沖縄のお悔やみ情報局に似たサイトが北海道などにもあることを知りました。
所変われば葬儀も変わりますね、読者の皆さんも地方の変わった葬儀の風習があれば教えてください。