【大学入試小論文対策】わかりやすい文章を書くために知っておくといいよ!
オフィスカタリストの角野裕美(カドノヒロミ)です( ..)φ
今回は、「大学入試小論文対策」の基本中の基本、ということで、
わかりやすい文章を書くために、
「話し言葉は避けるといいよ」
「なぜ避けるのか、書き言葉との違いは?」
…という方向性で、述べて参ります。
1. 話し言葉を避けるべき理由
(1) 形式性・公的性が求められるため
大学入試小論文は、学術的で論理的な文章を書くことが求められる試験ですよね。
ここで、「話し言葉」は、日常会話で用いるカジュアルな表現なので、
正式な文章にはふさわしくない、ということになります。
だからこそ、書き言葉が求められます。
書き言葉を使うことで、入試という場面に適した丁寧で正確な印象を与えることになるのです。
(2) 曖昧さや説得力の欠如
話し言葉は、意味が曖昧になりがちで、具体性や論理性に欠ける場合があります。
•例:
o話し言葉:「やっぱり環境問題は重要だと思う。」
o書き言葉:「環境問題は現代社会における重要な課題の一つである。」
曖昧な表現である
「やっぱり」「思う」を排除し、客観的で説得力のある表現が可能になります。
ちなみに、書き慣れていない生徒さんほど、文末にて
「~と思う」「~と考える」
という表現の多用傾向があります。
つい、自分自身の意見を言い切るのがちょっと…となられるようですね。
けれども、折角のあなたの意見を〝読み手〟に明確に伝えるためには、
ちょっとしたことのようですが、
このような曖昧さを無くす(書かない)意識を持たれると、
どんどん表現がすっきりとしてきますよ。
意識してみてくださいね。
2.書きがちな「話し言葉」と適切な「書き言葉」一覧
…について、以下に一覧表として挙げています。
「どう書けばいいかな」「これで表現としてはいいのかな」
と迷われた際には、是非、ご活用下さいませね。
避けるとよい話し言葉 | 望ましい書き言葉 | 参照文章事例 |
---|---|---|
めっちゃ/すごく | 非常に/大変 | 「めっちゃ大事だ」を「非常に重要だ」に置き換える |
~じゃない | ~ではない | 「そうじゃない」は「それではない」に修正 |
やっぱり | やはり/結局のところ | |
~なんか | ~など/~のような | 「理想なんかは」は「理想など」に修正 |
すごい | 非常に~/極めて~ | 「すごい努力した」は「非常に努力したにする |
~みたいな/~的な | ~のような状況 | 曖昧表現は避けて、「ぐたいてきな状況」を説明する |
~とか | ~など | 「例えば地球温暖化とか」は「例えば地球温暖化など」に修正 |
(行頭での)なので | そのため/つまり | 行頭で「なので」は用いないこと |
(行頭での)けど | だが/しかし | 逆説の接続をしたいのはわかるが、書き言葉で書く |
~かなと思う | ~ではないだろうか | 自身の無さを感じさせる表現は避け、明確に意見を示す |
添削業務の経験から、特に大学入試小論文原稿にて、目立つ「話し言葉」から
挙げてみました。
意外と、これって話し言葉なの???というものがありませんでしたか?
文章を書く際に、少しずつでも留意し、「書き言葉」を目指してまいりましょう。
そうすることで、
曖昧ではない「論理的な文章表現」= 書き言葉へ、と
近づきますよ。
随時、書くために留意するといいことを、Upしてまいります。
引き続き、どうぞ宜しくお願いいたします。
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