長岡京市 粟生光明寺の 庫裏としだれ桜 RYUMYO

高田治郎

高田治郎

テーマ:お寺めぐり

長岡京市 西山浄土宗 粟生光明寺で小冊子(2016.NO97春季号)「すかぁばてぃ」が発刊されました。
表紙の絵に「RYUMYO」の「庫裏としだれ桜」が使われました。
RYUMYOの作品は ㈱京石のギャラリー にも展示しています。



皆様は「庫裏」という言葉をごぞんじでしょうか。私が初めてこの言葉を知ったのは、随身学生として住み込みの修行をさせて戴くようになってから、まだ間もない頃でした。その日は、職員さんから「本堂の花瓶を持って庫裏の玄関まで来てちょうだい」と言われたのですが、私は「くり」と聞いて「栗」のことだと思い、「ご本山では、玄関がたくさんあるので桃や柿などの名前がついているのだろうか、栗の玄関はどこだろうと」と探しました。しかし " 栗の玄関 " はありません。何も出来ずにいると、その方はそっと教えてくれたのです。
 くりとは「庫裏」と書いて、僧侶が寝泊まりする伽藍を指す言葉です。勝手口や裏庭のような、今風に言うとバックヤードでしょうか。この言葉の意味を聞いた時、何も知らなかった自分が少し恥ずかしいという気持ちと「こんな大きなお寺なのに、お坊さんは倉庫の裏に住まないといけないのか、何だかたいへんだなあ」と、私にはどこか不憫に感じたのです。今思えば、僧侶は仏様に仕えるため、お堂の隅に間借りしているのだという、大事な心構えを教えて頂いた瞬間だったのかもしれません。庫裏玄関には、かつて「御竈さん(台所)」があったことから、屋根に煙抜きの瓦屋根が付いています。
また、ご本山には庫裏玄関の向かい側に、「本玄関」という来賓用の入り口があります。脇には立派なしだれ桜があり、お寺の来られる方をお迎えしています。春、4月頃には僧侶になるための厳しい修行(加行)が明けて、満行となるのを祝うように、満開の桜が咲きます。表紙の絵は本玄関から庫裏を眺めています。

                                                「すかぁばてぃ」より転載

       光明寺では今年の秋にも去年に引き続き光明寺美術展が開催される予定だそうです。


       

 第10回湖都古都芸術展(日本と成安・北京・天津・江蘇芸術の交響宴)

      第10回湖都古都芸術展(日本と成安・北京・天津・江蘇芸術の交響宴)
      NPO法人文化芸術国際協会主催 ~ が開かれています。
      日本、中国成安・北京・天津・江蘇から大勢の各界著名人が集い
      湖都古都をテーマに日本画・洋画・水墨画・書など様々な芸術作品を一同に見る事が出来ます。
      RYUMYOの作品(別作品で受賞)もご覧いただけます。是非お越しください。

      開催期間 4月5日~4月10日迄
      京都市美術館(別館)
      時間/9:00~16:30
      交通アクセス/地下鉄東西線東山駅から徒歩10分

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高田治郎
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高田治郎(石材販売・霊園開発)

株式会社 京石

これからの寺院経営をサポートする、永代供養墓、永代納骨の設計施工、墓地改葬工事、無縁整理等のリニューアルプランの設計施工から、お客様のニーズに合わせたお墓選びをサポートいたします。

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