建物の価値を守るBIM活用法|2027年義務化で知っておきたいポイント
はじめまして。
株式会社Joh Abroad(ジョーアブロード)の福澤譲です。
このたび「マイベストプロ」を通じて、コラムを発信していくことになりました。
これから、BIMや省エネをはじめとした最新情報や、建築・住宅業界の現場で役立つ知識などを、詳しくお届けしていきたいと思います。
リングから経営コンサルタント、そして起業へ
まずは、少しだけ自己紹介をさせてください。
私はもともと建設業界とは少し違う世界からスタートしました。
18歳でプロボクサーのテストに合格し、19歳でプロデビュー。
日本初の世界チャンピオン・白井義男名誉会長と、13度防衛を果たした具志堅用高会長が率いる「白井・具志堅ジム」に所属し、プロとして活動しました。
プロとして活動を続ける中、試合中の目の負傷という経験や引退後の生活を見つめ直し25歳で大学へ進学。30歳でリングを降りた後は、住宅・不動産業界に特化した経営コンサルティング会社に入社しました。
この転身は大きな挑戦でしたが、ボクサー時代に培った
「何度倒されても、必ず立ち上がる精神」
「挑戦を恐れない姿勢」
は今の私の経営の揺るぎない原点となっています。
建設業界の課題解決と「再び日本を強くする」という強い想い
コンサルタント時代、私はマザーズ上場や東証一部上場など、数多くの企業の経営支援に携わりました。そこで痛感したのは、建設業界が抱える「慢性的な人手不足」に加え、BIM(Building Information Modeling)のような先進技術の分野で、海外に比べて技術習得が遅れている、という構造的な課題です。
この問題を根本から解決したいという想いを持つ中で、日本のゼネコンに勤めていた優秀で誠実なベトナム人と運命的な出会いを果たしました。ベトナムの建築大学ではBIM教育が一般的であり、彼の持つ高いBIM技術力は日本の現状を上回っていると確信。その技術力、日本の商習慣への深い理解、そして彼の真の誠実さに強く共感したことが、起業の決定打となりました。
私は、「再び日本を強くする」という強い想いを胸に、この共同創業者と共に
2020年 株式会社Joh Abroad ベトナム ハノイセンター を設立しました。
Joh Abroadの強み:BIM/CADで未来を拓くグローバル体制
Joh Abroad(ジョーアブロード)は、大阪市淀川区に本社を構え、ベトナム(ハノイ・ダナン)とネパールにCADセンターを展開しています。
現地の優秀なエンジニアと共に、建設会社・工務店・設計事務所向けに、BIM(Building Information Modeling)やCADによる図面作成、省エネ計算、長期優良住宅申請サポートなど、幅広い業務を支援しています。
BIMは、建物の構造・設備情報を3Dデータで一元管理できる次世代技術。近年、日本でも導入が進む一方で、専門人材不足が大きな課題となっています。Joh Abroadでは、この課題を解決するために、海外人材の力を活かしたオフショアでの受託事業を展開。現在はベトナムに約35名、ネパールに7名の技術者が在籍し、今後3年で100人体制への拡大を目指しています。
当社の技術者は、高いBIMスキルと日本語での円滑なコミュニケーション力を兼ね備えた即戦力。提携大学での日本語教育を通じて、日本の仕事文化や丁寧なものづくり精神を深く理解しています。彼らの真面目さと高い学習意欲こそが、Joh Abroadの品質を支える最大の強みです。
さらに、海外拠点を活用することで、国内発注と比べて約3割のコスト削減と生産性向上を実現に成功。私たちは「安いだけの外注」ではなく、「技術力と付加価値」で業界の信頼を得ることを大切にしています。
これから「マイベストプロ」を通じて、BIMや省エネ、建築・住宅業界の最新情報をお届けしていきます。
Joh Abroadは、お客様と共に成長し続ける企業を目指しています。
これからどうぞよろしくお願いいたします。



