最近のご相談傾向 その1
前回、不動産で失敗した企業の話で、いかにも「不動産が悪者」というイメージが一般的に定着していることを実感した今西 頼久です。
さて、では逆のケースをご紹介しましょう。
この会社は江戸時代よりの日本酒の酒造メーカーです。
ご存知の通り、日本酒の販売量は年々減少しており、現在の代表がお継ぎになったときには既に日本酒は斜陽産業の仲間入りをしておりました。
そこで、その社長はお米を使った新商品の開発を進めました。何度も何度も実験し、試作品を作り、試行錯誤の毎日です。
その研究費を支えたのは、昔から所有していた不動産なのです。不動産を切り売りし、やっと開発した商品は瞬く間に大ヒット商品となり、今では売上の9割を新商品、1割を日本酒で稼いでいるそうです。
光り輝くものを支えているのは、経営者の熱意や社員や取引先の協力、そしてあなたの不動産でもあるのです。