沖縄の収益物件、本当に見るべきは「今の家賃」ですか?

沖縄不動産は、本土以上に、「持っているだけ」で管理コストが発生しやすい市場です。湿気、塩害、台風、雑草、シロアリなど、本土ではそこまで気にならない部分でも、沖縄では数年放置するだけで建物状態が大きく変わってしまうケースがあります。特に戸建ては、閉め切った状態が長く続くだけで、一気に空気感が変わってしまうこともあります。
私自身、2008年から約13年間、東京で不動産仲介に携わってきました。港区、渋谷区、千代田区など、都心部を中心に、富裕層向け不動産や投資用不動産など数多く取り扱ってきましたが、2019年に沖縄へ移住して感じたのは、「沖縄不動産は、本土と同じ感覚で持つのは難しい」ということでした。
本土であれば、「空けておいてもそこまで傷まない」という感覚の物件でも、沖縄では湿気や塩害の影響を受けやすく、気づかないうちに建物状態が大きく変わっていることがあります。特に県外オーナー様の場合、「まだ売るとは決めていない」「いつか使うかもしれない」という感覚のまま、そのまま数年経ってしまうケースも少なくありません。
もちろん、本土に住みながら沖縄不動産を維持するのは簡単ではありませんし、飛行機移動も必要になる中で、「気になっているけれど、なかなか見に行けていない」という方も多いと思います。ただその一方で、沖縄不動産は、放置期間が長くなるほど、後から整理が難しくなりやすい市場でもあります。
【沖縄不動産は「持っているだけ」で劣化しやすい】
東京で不動産仲介をしていた頃は、「空室になっている」というだけで、そこまで大きな問題になるケースは多くありませんでした。お客様をご案内する前に室内確認へ行くと、封水切れで多少臭いが上がっていることはありましたが、水を流し、換気をして少し空気を入れ替えれば、問題なくご案内できる程度のことがほとんどで、「空けているだけで建物状態が大きく変わる」という感覚は、正直そこまで強くなかったと思います。
空き家の場合でも、換気や定期確認は必要ですが、数ヶ月空いていたとしても、建物状態が急激に悪化するという感覚は当時ありませんでした。特に戸建ては、その傾向がかなり強く、閉め切った状態が長く続くだけで、室内の空気感が一気に変わることがありますし、湿気やカビの臭いが強く出てしまうケースもあります。また、沿岸エリアでは塩害の影響も受けやすく、外壁や設備の劣化スピードも、本土より早く感じることがあります。
さらに沖縄は、台風や雑草の問題もあり、数ヶ月見に行けていない間に、庭木や雑草が想像以上に伸びてしまっていたり、特に夏場は2週間程度でも一気に繁茂してしまうことがあります。気づいた時には、台風後の細かな破損がそのまま残ってしまっていることもあります。実際、現地確認へ伺うと、「思っていたより傷んでいた」というケースはかなりありますし、県外オーナー様の場合、「最後に現地へ行ったのが数年前」ということも少なくありません。
もちろん、県外に住みながら沖縄不動産を維持するのは簡単ではありませんし、仕事や家庭の事情もある中で、頻繁に沖縄へ来られる方ばかりではないと思います。ただその一方で、「まだ使うかもしれない」「売るとは決めていない」という状態のまま時間が経つことで、気づかないうちに建物や敷地の状態が変わり果てているケースもあります。沖縄不動産は、持ち続けること自体が悪いわけではないと思っていて、むしろ、立地や活用方法によっては、今後も十分可能性がある市場です。ただ、本土以上に、“持っているだけ”で管理負担が発生しやすい市場であることは、事前に理解しておいた方が良いと思っています。
【「とりあえず売却」で進めて良いのか迷う方が増えています】
最近多いのは、「不動産会社から売却を勧められているのですが、この価格は妥当なのでしょうか」「他にもっと良い活用方法はないのでしょうか」といったご相談です。ただ実際には、「売る」「持ち続ける」という話だけではなく、その背景に、ご家族内の温度差があるケースもかなり多い印象があります。例えば、ご本人としては、「そろそろ整理した方が良いかもしれない」と感じていても、奥様が「まだ持っていても良いのでは」と考えていたり、相続不動産の場合は、ご兄弟や親族などを含め、実際には複数人の意向が関係しているケースも少なくありません。
また、「今すぐ売りたい」というより、「本当に今売るべきなのか」「もっと違う活用方法はないのか」を含めて迷われている方もかなり多いです。特に沖縄不動産は、別荘、賃貸、民泊、将来的な居住用など、本土以上に活用方法の幅が広いため、「とりあえず売却」という判断が、本当に自分たちに合っているのか悩まれる方も少なくありません。実際には、「賃貸として貸す案」「売却する案」「民泊として活用する案」など、複数の選択肢を同時に比較されているケースもかなりありますし、「自分たちでも使いたい」「将来的な活用可能性も残しておきたい」「収益性についてもある程度考えたい」といった複数の希望が同時に存在していることも少なくありません。
一方で、管理会社へ任せている場合でも、「本当に販売活動をしてくれているのかわからない」「なかなか買い手が決まらない」「賃貸募集をしているはずなのに長期間動きがない」といったご相談もあります。実際に現地確認へ伺うと、建物管理があまり行き届いておらず、室内の空気感や雑草、外観状態などが募集へ影響してしまっているケースもありますし、「とりあえず募集は出ているけれど、現地状態が良くないため、なかなか決まらない」というケースもありました。特に沖縄不動産は、本土以上に、現地管理状態が写真や内見時の印象へ直結しやすいため、「募集しているのに決まらない」という場合でも、実際には管理状態に原因があるケースもあります。
個人的には、こうしたケースを見るたびに感じるのは、沖縄不動産は、「売る」「持つ」だけで整理できる市場ではない、ということです。「家族の考え方」「どこまで収益性を求めるのか」「自分たちでも使いたいのか」「将来的にどうしたいのか」など、かなり多くの要素が関係していますし、「将来的には子供へ残したい」と考えている一方で、「本当に子供たちは沖縄の不動産を望んでいるのか」「管理や固定資産税が逆に負担にならないのか」「相続の時に兄弟間で揉めないのか」といった部分まで気にされている方も少なくありません。過去のご相談でも、「自分としては残したい気持ちもあるけれど、今のうちに売却して現金を遺した方がいいのかもしれない」「子供たちに、沖縄の空き家管理まで背負わせたくない」といった声を伺うこともありました。
そのため、こうした部分を整理しないまま、「とりあえず売却」「とりあえず賃貸」という方向へ進んでしまうのは、少しもったいないケースもあります。
個人的には、最初に必要なのは、「売る」「持つ」を決めることではなく、“今どういう状態なのか”“自分たちは本当はどうしたいのか”を、一度整理することだと思っています。
【沖縄オーナーズサポートについて】
実際、ここまで書いてきた通り、沖縄不動産は、本土以上に「持っているだけ」で状態が変わりやすい市場です。ただその一方で、県外に住みながら、定期的に沖縄へ来るのは簡単ではありませんし、「気にはなっているけれど、なかなか現地確認へ行けていない」という方もかなり多いと思います。
そのため現在、沖縄本島内の不動産を対象に、遠方オーナー様向けの定期確認サービス「沖縄オーナーズサポート」を行っています。月1回、現地確認を行い、原則LINEにて、現地写真や動画を使いながら状況をご報告しています。普段からLINEでやり取りを行うことで、「今どういう状態なのか」を把握しやすくなりますし、気になることがあれば、その都度ご相談いただける形にしています。
実際には、「売却するべきか」「活用するべきか」までは、まだ決めきれていない方もかなり多いですし、「まずは今の状態を知りたい」「本当にこのまま持ち続けて良いのか整理したい」という段階の方も少なくありません。個人的には、最初に重要なのは、“今どういう状態なのか”を把握し、沖縄不動産との接点を維持しておくことだと思っています。
■月額1,000円(税込)
■沖縄本島限定
また、現在の状況整理については、30分まで無料でご相談を承っています。Zoomまたはお電話で対応しておりますので、「まだ方向性までは決まっていない」という方も、お気軽にご相談ください。
―ご質問・ご相談を募集しています―
最近は、「このまま持ち続けて良いのか」「管理会社を見直した方が良いのか」「売却するべきなのか」「活用方法はあるのか」といったご相談も増えています。沖縄不動産は、本土とは少し違う管理感覚が必要になる市場です。特に県外オーナー様の場合、「そのうち整理しよう」と思っている間に、現地状況が大きく変わっているケースも少なくありません。
私は現在、沖縄本島を中心に、不動産売却相談、資産活用相談、民泊活用相談、相続不動産相談などを行っています。
「まずは今の状況を確認したい」という方も、お気軽にご相談ください。
▼お客様専用ダイヤル/水曜定休
050-5369-5812
▼LINE
https://lin.ee/wAo0UUx
▼メール
info@okinawa-realestate.co.jp


