ものづくりにおいて職人(プロ)と素人の差ってなんだと思いますか?
職人としての気質として大切なのは、手先の器用さではない!
皆さんは、職人や手に技術を持つと聞くと当たり前に、「手先が器用じゃないと駄目ですよね。」と、
思ったり言ったりしますよね。気持ちはわかります。
実際器用に越した事はないですが、仕事の現場レベルで通用するほど器用な人なんて滅多にいないので、
あまり関係ないんです。
職人さんは、器用かどうかが技術の高さだとは思っておりません。若気の至りの時期に思うぐらいで、(私もありました笑)実際仕事をしていくとそんなことに構っている暇などありません。現場は作れるか作れないかだけが問題ですし、むしろ作れなくてはいけないだけなんです。
ですから、器用かどうかは問題ではないんです。
職人として大事な気質とは何か?
職人を目指す段階で、何が必要かと言いますと、それは「探究心」や「好奇心」が大切です。というか、必要最低限です。
誰もがはじめは、何もわからないところからはじまります。そこから、何を追求するのか。何を知らなければならないのか。何を知れば変わるのか。そういうことが大切です。
それらを感じて、それを理解しながら、自分の身体に脳が指令を送って、その通りに身体が動くようになった時に、何が出来るようになっているんです。
何かが出来るようになると、それに伴って、もっと必要なことが自然と生まれます。
これをずっと繰り返して行くことが、探究心が鍛えられていくんです。
職人になるために、職人として生きていくうえで、最も大切なことは何でしょうか?
それは、「脳」と「意識」です。
人間は脳に動かされているので、脳を鍛えれば技術は上がります
普通に器用かどうかを見たときに、違いとしてみたら、子供の頃にどれだけ物をつくって遊んできたか、
そういうことに頭を使って遊んできたかが影響している様に感じます。
簡単に言うと、男性と女性でしたら、男性のほうが最初は物をつくることに慣れている人が圧倒的に多いです。
やっぱり男性のほうがプラモデルを作ったり、砂場でも山を作ったり穴掘ったりと、必ずと言ってよいほど形をつくって遊んできてます。
それに比べると、女性は平面的な遊びのほうが多く感じます。お絵かきしたり、手紙を書いたり、シールを貼ったり、おままごとをしたり。
おままごとは、立体的なものを使ってはいるのですが、作り出すイメージとは違うんです。仮想的な状況で遊んでいる感じですよね。
その仮想している感イメージが、立体的というよりは、平面的なんですよね。
もちろん男女共に逆の場合もありますし、音楽をやっている子供たちなんかは、全て立体的な感覚が研ぎ澄まされています。
ですから、職人を目指すなら、まず最初に脳にどのような意識を持たせるかが、本当に大切なんです。
最近、修理の依頼が凄く増えており、それと同時に感じるのが、修理を出来る職人がとっても少ないのを感じます。
それはどういうことかと言いますと、ものづくりの仕組みをわかっている職人が本当に少ないと言うことです。
私は、作業だけが出来るのを、本当の意味で職人とは言わないと思ってます。
それでは、新しいものは生まれないですし、すぐに限界が来てしまいます。それだと、稼ぐことが出来ないので、それでも楽しいとは言い続けることが出来なくなってしまいます。
私が継承したいと思っている技術とは、そういうものではありません。
最初は楽しいかもしれませんが、ずっと作業だけしてても楽しさには限界があります。それは、ものづくりは、ものをつくってそれによって人が喜んでくれるから楽しいんです。それだけがずっと続く楽しみだと思うんです。
どんな要求にも、自分と向き合って、挑戦して、成し遂げることで人に喜んでいただける。それが職人という仕事だと思っております。
そういう職人になるために必要なことを、少しでも多くの方にお教えすることが、私の職人として今があることへの感謝の気持ちです。
職人になりたいと思っているあなたにとって、とっても大きなキーポイントになることなので、是非今日の内容を覚えておいて下さい。
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廣瀬 健太郎
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