入れ歯のご相談です。　「食べると痛くて入れ歯が使えない」

皆さん、こんにちは！いかがお過ごしですか？
津谷歯科医院　院長の津谷　良です。



「部分入れ歯を作ったが痛くて噛めない」このようなお悩みでCさんが来院されました。
部分入れ歯は下顎の部分入れ歯です。残っている歯が下の前歯2本のみ。

Cさんによると、
「2年前に入れ歯を作ったのだが、上の部分入れ歯は痛くなく慣れて調子が良い。
しかし下の入れ歯を入れて噛むと、部分入れ歯の内側の歯ぐきが痛くて噛めない。
作った歯科医院で調整をしてもらったが、その時は良いのだが、すぐ痛くなる」

私が診察すると、痛いと言われる個所に指をあてると痛そうな顔をされます。
もちろん傷とか腫れ、口内炎などは見当たりません.。

実はかなり昔に入れ歯を作ったのだが、痛くて食べれずに諦めていたそうです。
しかしどうしても本当にやわらかい物しか食べれずに、困って友人の紹介で来院されたそうです。

実はこのような「噛むと歯ぐきが痛い」と訴える方は多くいらっしゃいます。.
普通入れ歯のベースはプラスチックや金属で作りますが、
上下歯を合わせると噛む力が入れ歯に伝わり」、痛い所を圧迫するためです。

あらかじめ入れ歯をデザインする時に痛くなりそうな箇所は隙間を作って対処しますが、
しかしそれ以上の噛む力や、左右の入れ歯の動きなどが強い場合痛みが出るものと思われます。

そこで口の中を術者の指で軽く押しながら触診していくと、数カ所痛みの場所を見つけました。

そこで患者さんに提案した入れ歯が「やわらかい部分入れ歯」です。
全体はノンクラスプタイプのビニール系素材で、
歯ぐきに当たる箇所に医療用の柔らかいシリコーンを加工して接着させます。

すると歯ぐきに当たる感触がやわらかく、ソフトで痛みが緩衝され痛くなく食べられます。
またノンクラスプタイプなので、口元には金属色は見えません。

費用は保険外となりますが、入れ歯での痛い思いが無くなります。
お困りの方はご相談下さい。お見積りをお作りします。