噛んで痛い方のための「やわらかい部分入れ歯金属床タイプ」とは?
皆さん、こんにちは!いかがお過ごしですか?
津谷歯科医院 院長の津谷 良です。
Gさんは開業当時からの患者さんで、86歳の女性です。
久しぶりに来院された時には、下の奥歯が動いていよいよダメになり、
ついにその最後の歯を抜歯しました。
そして上下とも総入れ歯となります。
1本でも歯が残っていると、部分入れ歯は安定しますが、入れ歯を固定する歯がもうありません。
特に下の入れ歯は当然動きやすく、外れやすくなります。
条件が悪いことに、Gさんの顎の状態は決して良い状態とは言えません。
下顎の内側の骨がとんがっていて、指で押さえると痛みが出ます。
当然歯グキもキズだらけです。
活動的で前向きなGさんは、ふさぎこんでいました。
「このままの状態では食事が取れない」
「もっと美味しいものを食べたい」
「これでは友達と一緒に旅行や外食にいけない」
そこで当医院の「やわらかい入れ歯」を作らして頂きました。
そして、今までの困っていたGさんの食生活は劇的に改善いたしました。
肉、野菜、魚など大抵の物は食べられる様になりました。
一時期のふさぎこんだGさんを知っていた私は、
Gさんがこんなにお元気になるとは思っていませんでした。
いかに高齢者にとってしっかり食事が取れることの大切さを改めて考えさせられました。
それはGさんの積極的で前向きな生き方によるものかもしれません。