下顎前歯の「カチッと入れ歯」のケース
皆さん、こんにちは!いかがお過ごしですか?
津谷歯科医院 院長の津谷 良です。
先日診察室で初めてお母さんになる妊婦の方から、質問を受けました。
Q) 生まれてくる赤ちゃんの歯の質と妊娠中の母親の健康状態は関係がありますか?
A) 関心のある方も多いかと思いますので説明しましょう。
赤ちゃんの乳歯は妊娠7週目頃から作られます。
そして永久歯は妊娠3~4ヶ月位にその芽ができ始めます。
この時期にお母さんがカルシュウムやリンをしっかり取ることが大切です。
また妊娠4ヶ月ごろになると乳歯の石灰化が始まり、
歯の芽にカルシュウムが沈着して硬くなり始めます。
この時期以降、カルシュウムは赤ちゃんの歯を硬くするために必要不可欠な栄養分となります。
おなかの赤ちゃんのためには、母体が十分な栄養を取れる健康状態であることが大切ですが、
これはもちろん歯にもいえることです。