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いびきは体に大きな負担をかけている!

津谷良

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皆さん、こんにちは!いかがお過ごしですか?
津谷歯科医院、院長の津谷 良です。

前回気道が狭められることでいびきをかきやすくなると書きました。
気道が狭められれば、当然空気の通りも十分ではなくなります。

体内に取り込まれる酸素が少ないと、
酸素を供給して炭酸ガスを排出する換気機能が低下し、
さまざまな悪影響が現れてきます。

体内の酸素が不足して二酸化炭素が増加すると、血液が酸性に傾き、
血中のブドウ糖の量を調節しているインシュリンの分泌が悪くなります。

これは糖尿病の第一歩です。

循環器や呼吸器に負担をかけるので、高血圧や不整脈を引き起こしたり、
心筋梗塞、心不全、またひどい場合には突然死を招くこともあります。

酸素不足は脳の働きにも影響を及ぼし、集中力が散漫になったり記憶力低下したりするほか、
脳卒中や脳梗塞の原因になったりします。

このようにいびきは自分で自分の首を絞めているようなもので、
慢性の酸素不足に陥る可能性があり、
ひいてはさまざまな病気をもたらす危険性をはらんでいます。

いびきは、周囲に雑音をまき散らすという側面だけが問題にされがちですが、
じつはかいている本人自身の健康に深刻な影響を及ぼしているのです。

特に大いびきをかく人はそれだけで気道がふさがれている可能性があり、
その分慢性的な酸素不足も心配されます。

実際習慣的にいびきをかく人は血液中の酸素量が
通常より少なくなるという報告もあるので、注意が必要です。

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津谷良
専門家

津谷良(歯科医)

津谷歯科医院

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