シックハウス対策のための内装材の使用制限
From:磯崎
オフィスより
こんにちは!
久しぶりの更新になってしまいました・・・。
3年前に連載していた記事の再投稿ですが、今回は影が薄くなったシックハウス症候群についてです。
このシックハウス、マスコミは報じなくなりましたが、まだ無くなったわけではありませんよ!!
ぜひ読んでみて下さいm(_ _)m
そもそもシックハウス症候群ってなに?
シックハウス症候群とは?
シックハウス症候群の「シックハウス」とは和製英語であり、
欧米の「シックビルディング症候群」から由来していています。
「シックビルディング」という言葉が生まれたのは、1980年代のことです。
オイルショックを機に、欧米ではビルの省エネ化が推進されました。
要するにビルの窓を減らし、断熱性を高め、換気量を大幅に減らしました。
これが裏目に出て、室内の汚染空気が外に排出しにくくなり、カーペット交換時などに体調不良(粘膜への刺激、頭痛、めまいなど)を訴える人が続出しました。
ビル内の2割以上の人にこのような症状が出た場合、シックビルディング症候群(SBS)と認められました。
シックハウス症候群は、SBSの住宅(一戸建て、マンション)バージョンです。
定義はまだ曖昧なところもありますが、基本的には室内に放散される物質によって引き起こされる健康被害です。
この症例自体は、住宅の気密化が進みはじめた頃にまでさかのぼりますが、
1990年代半ばからシックハウス症候群という言葉を取り上げる書籍、
新聞・テレビなどのメディアが急増しました。
これを受け1997年に、厚生省がホルムアルデヒドの室内濃度許容値を公表しました。
この頃はホルムアルデヒドが、シックハウス症候群の第一の原因と考えられていたのです。
数年後、さらに12種類の揮発性有機化合物(VOC)について室内濃度許容値が規定されました。
その後、建築基準法の改正で、ホルムアルデヒドの建材使用が厳格化し、
クロルピリホスを含んだ建築材料は使用禁止となります。
シックハウス症候群の主な症状
症状はまさに多種多様です。
同じ家に住んでいても、ある人は頭痛に見舞われ、
別の人はぜんそくとなり、他の人は何の症状も出ないこともあります。
主な症状を以下に挙げます。
・目の刺激感(いわゆる「目がチカチカする」という訴え)
・ぜんそくや息切れなどのどの症状
・くしゃみや鼻水を含む鼻の症状
・皮膚のかさつき、かゆみ
・頭痛
・腰痛や膝痛みなど下半身の痛み
・心臓の動悸や不整脈
・手足の冷え
・食欲不振や腹痛
・アレルギー
シックハウス症候群かどうかを判断するポイント
シックハウス症候群、
化学物質過敏症、
アレルギーの3つの病気はしばしば混同されますが、
シックハウス症候群は住んでいる場所を離れてしばらくたつと、症状がなくなる点が決定的に異なります。
化学物質過敏症は、室内外を問わず、ある化学物質(排ガス、農薬、化粧品など)に身体が過敏に反応し、やがてさまざまな化学物質にも反応してしまう症状を指します。
アレルギーは、特定の食物(ピーナッツなど)やペットのフケなどに対し、免疫システムが過剰反応するものです。
ただ、これら3つの病気は、概念や症状の点で互いにオーバーラップする点もあり注意が必要です。
シックハウス症候群に特徴的なのは、新築住宅で新生活を始めるか、
リフォームして間もないマンションに移り住むなど、
新しい住空間で暮らして間もないうちに症状が発現する点です。
**毎回微妙に長いので一つの記事を半分にしました。
後半は明日アップします!
ぜひチェックして下さい!!
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