いよいよ明日&明後日 「新築完成見学会」@総社市総社
こんにちは!
サンオリエントの磯崎です。
梅雨の合間、急に暑くなって体調を崩されていませんか?
僕は夜が寝苦しいのでどうもすっきりしないんですよね!!
まあそれはさておき、今週末には総社の新築住宅の完成見学会があります!!
インダストリアルデザインを駆使した住宅の完成見学会
お客様のこだわりがかなり炸裂して見応えのあるお家になっています。
外観はそうでもないのですが、内観はほとんどカフェの雰囲気です、家には見えません(*^_^*)
さて、こちらのお宅ご夫婦とお子様一人のご家族なのですが、とあるきっかけで当社とご縁が出来ました。
ホントに小さなきっかけだったのです。
そういう意味では出会うべくして出会ったのかもしれません。
その出会いからのストーリーを今日はここでご紹介します!!
イベントのチラシには書いているのですが、チラシを見られない方もいらっしゃると思うので・・・
ちょっと長文になりますが、出会いから今までがよく分かります!是非読んで見て下さいm(_ _)m
~出会い~
きっかけは知人からの一本の電話でした。
「知人が家を建てる予定で設計事務所に頼もうかどうか迷ってるらしい。厳しい予算が決まっててRCで建てたいって言ってるんだけど大丈夫かな?」
その電話で聞いた内容だけでも「ちょっと厳しそうだな・・・」という思いは持ちました。直感的に!
「まあ話だけでも聞いてやってくれない!?」との言葉にもちろん二つ返事でOKしました。」その数日後ご主人から電話連絡をいただき、面談の約束をしました。
その約束の日、当社の事務所まで来社いただいたのはご主人一人。
「すみません、妻は産後でまだ子供が小さいもので・・・」
「いえいえ、大丈夫です。それで今何か月くらいなんですか??」
「2週間です!」
「えーーーっ、ホントに産後なんですね!!」
こんな、ある意味衝撃的な出会いでした。
その日の面談では、契約しようかと思っていた設計事務所のプレゼン資料と資金計画表(概算見積り)を見せていただきました。
まんざら知らないわけでもないその設計士の書いたプランは『あーこんな家に住みたいなー!』と思わせるに足る内容でした。
しかし、問題は金額です。
どう見ても実現不可能なその数字の羅列を二人でのぞき込みながら、「どうでしょう?、本当にこれでできるものなんでしょうか?」と不安げなY様の問いかけに、「残念ながらむりでしょうね~・・・」と答えるしかありませんでした。
色々不安に思われているご主人にこんなお話しをしました。
方向性として予算を重視していくなら、RCにはこだわらない方が良い事、もしRCにこだわるなら平屋も含めとてもコンパクトな家にしないと難しいこと。
そして、ちょっと考え方を変えて木造に切り替えてそこで圧縮できたコストを使って当社オススメの自然素材を使った健康住宅造りの提案もしました。
なんと言っても生まれたばかりの赤ちゃんが居るわけなので、できるだけ良い空気や良い室内環境の中で暮らしてほしかったから。
それともう一つ、無理してオーバーロ―ンを組んでしまうと数年後大変なことになるので絶対にそれはしてほしくなかったから。
中には売上を上げたいがために少しでも高くなるプランにし支払い能力を超えたローンを組ませる会社もあります、その結果破産せざるを得なくなり、家族のために建てた家が原因で家族が離散する羽目になった人を何人も見てきましたから・・・。
そんな事だけは絶対にできません!!
そんな想いが伝わったのか、ご主人から帰ってきた言葉はこちらの提案を快く受け入れて下さったものでした。
さらに実はご自身にもアレルギー等の症状があり、お子さんへの遺伝も気にされているご様子。
そんな中での自然素材の提案は、実は真に望まれている事だったのかも知れません・・・。
~~~~~今から35~40年ほど前、自分が鼻水を垂らしながら山の中を走り回っていた頃、同じ学校に通う友達の中にアトピーやアレルギーの症状を持っている子供はほとんどいませんでした。
しかし今は5人に1人くらいは何らかのアレルギーがあるといわれる時代、これって何の影響なのでしょうか?
もしかしてシックハウス症候群をはじめとする室内環境の悪化が何か関係しているのでしょうか?
自分自身が子育てをするようになり、そんな疑問を持ちはじめ様々な情報収集をしていく中で「無関係なはずがない!」という結論に至りました。
そして行きついたのが、「遮熱材リフレクティックス」であり「幻の漆喰」であり「音響熟成木材」でしたぜひ一度体感していただきたいと思います。
当社では大幅に予算から乖離することがないように、あらかじめお客様の予算とこれから後のライフプランを含めたお金の問題をしっかり話し合うようにしています。
また設計~工事もすべてやりますので予算とご要望の内容やこちらからの提案の内容を常に対比させながら進めていきます。なのでほとんどこういった問題は起こりません!!~~~~~
~再会~
初めての来社でRCのプランにほぼ決別されたY様。
その際に当社のコンセプトハウスのプラン集をお持ちいただきました。
木造で検討される場合、お好みのプランがあるかどうか?とお聞きする為と金額の目安があったほうがいいだろうという考えからでした。
2度目の来社は奥様も一緒に、もちろん生まれて間もない赤ちゃんも一緒でした。
そこで前回お渡ししたコンセプトプランの中から気になるものを選んでいただいていたのは、「エコロジア」の1階リビング32坪プラン、それをベースに趣味の部屋など少し間取りを変更したいというご要望をお伺いしました!
聞くところによると奥様はエアコンが苦手で出来るだけ自然の空気を家の中に取り入れたいとの事。
それでパッシブデザインを取り入れている「エコロジア」のプランを気に入っていただいた様でした。
自然素材と合わせてできるだけナチュラルな住環境を手に入れたいというお気持ちがよくわかりました!!
少し好みが聞き出せたので、とりあえずそれで変更プランを作成し今度お会いしたときにプランの提示と見積りの提示をする事にして次回のお約束をしました。
(しかし、その時僕の中で一つ引っ掛かるものがありました。お二人ともにそのプランに乗り気ではないような気が・・・。元はと言えばRCで独創的なお家を希望されていたので本当にこのままでいいのかな~と、そんなもやもやした気持ちが・・・。)
~ココロ~
3度目の打ち合わせは前回選んで頂いたプランの修正案とそれを踏まえた見積りの提出です。
とは言ってもコンセプトハウスのプランの場合は金額が建物本体の金額があらかじめ提示されているのでそれほど目新しい事はありません。
しかし僕はここで先日から引っ掛かっていた疑問をぶつけそれに終止符を打つことにしました。
「当初、RCの建物がご希望で、独創的なお家をお考えだったと思いますが、このプランで満足されていらっしゃいますか?もしそうでなければ別のプランがあります。これはRCの規格住宅用に作ったプランですが、木造でも再現可能です。どうでしょうか?今までお二人のお考えを伺った感じではこちらの方がお好みに近いような気がしますが・・・」
結果Y様はそちらの方向性を選択されました。
数日前に生まれた小さな疑問は当たっていたのです!そしてそのわだかまりの解決こそがY様ご夫婦と本当の意味でココロを通わせることができたきっかけだったと思います。
~前進~
建物のスタイルの方向性が決まった後、別のリフォームのお客様の見学会がありました。
そこは、幻の漆喰と音響熟成木材を使用した内装が実体験できる場所でしたので、ご案内しました。そこで幻の漆喰の部屋の室内空気を体験していただき、イメージを膨らませていただきました!
それとY様のご主人は楽器を演奏される趣味がおありで、楽器演奏の際ご近所に迷惑がかからないようにと防音室の設置を希望されていました。
そのあたりをプランに反映させつつ防音室のレベルをどのくらいにするのか(スタジオ並みの防音設備にすると莫大な費用がかかってしまいます・・・)も検討しながら見積り金額の調整も進めていきました。
肌で感じていただいた幻の漆喰や音響熟成木材の採用も納得していただき、これでほとんどの条件は出そろいました。
間取りに関しては若干の変更は金額にあまり大きな影響を与えないのでまだ猶予があるとして、金額はまとめるとして次回のお約束をしてイベント会場を後にされました。
そして次の打ち合わせ。
Y様のご要望を反映させたプランとお見積り、これを合わせてご提示しました。
詳細な部分に調整を要する部分はあったものの、見積り金額も当初の予算額に収まっていて仕様や材料にも大筋で納得していただき、ご契約の意思表示をいただきました!!
実はY様は、すでに土地の購入の契約をされていて決済の日も決まっていました。
なのでそれまでに家の契約も済ませ住宅ローンの契約やつなぎ融資の準備が必要だったのです。
と言うわけで、こちらものんびりやっていられない状況があり、Y様に迷惑がかからないよう、銀行への提出物の準備等大急ぎでお手伝いしました!!
そして12月吉日無事にご契約を結んでいただきました!!
~覚醒~
契約をいただき詳細のプランを作る段階になってくると、当社が誇るママさんコーディネーターの山本さんの本領発揮です!!
ほとんどの場合細かいプラン内容の相談は奥様が担当されるので、女性同士のほうが話もはずみます。
間取りに関してもそうですが、特にキッチンや洗面などの水廻りに関してはやはり女性の感性が必要ですよね!!
当社の水廻りの設備は標準仕様であればリクシルさんのものをご提案しています。しかし、それ以外はダメという事は一切ありません!!
Y様の奥様も「ほかのメーカーを選ぶことは大丈夫なんでしょうか?」と心配そうにされてましたので、ご希望を聞いてみると以前見たパナソニックのシステムキッチンが気になっているとの事。
とりあえず、リクシルとパナソニックのショールームにご案内してお好みを伺ってみました。
奥様の好みのキッチンというのは、なんとステンレス製の素材を使ったキッチン、やはり当初RCのお家を検討されていただけあって、無機質な素材感に好感をもたれているようでした。
そう言うキーワードが分かってくるとこちらの提案もポイントを押さえやすくなります!!
リクシルにもステンレス調の面材を使ったキッチンはありますが、やはり本物のステンレスにこだわる奥様には向いていません。
そこで、「トーヨーキッチン」「ナスラック」「EIDAI」「クリナップ」「タカラスタンダード」と数回にわたってショールームにご案内しました。
その都度ショールームでの説明を真剣に聞く奥様、どうやら胸の中に秘めていた「こだわり」が覚醒したようです!!
ことステンレスということにこだわれば、トーヨーキッチンかナスラックに強みがあります。やはり奥様の目にとまったのもこの2社でした。
そして最終的に選択されたのは「ナスラック」。このナスラックですが以前はナスステンレスという社名だった程ステンレスを使った商品には『自信あり!』なのです。
結果、キッチンは「ナスラック」、お風呂は「タカラスタンダード」、トイレは「リクシル」、洗面は「現場造作」とすべて別のメーカーで選択されました。
多くのハウスメーカーやビルダーや工務店で商品の仕様は変更できるけどメーカーの変更はダメという話を聞きます。
Y様の奥様もそういう情報を聞かれていて不安に思っていたようですが、当社にはそんな窮屈なルールはありませ~ん!!
さらにこの後も覚醒した奥様と当社山本の快進撃は続きます。
奥様がイメージされているインテリアのイメージをまとめると、どうも今注目を浴びているインダストリアルデザインに近いということが分かってきました。
そうなると、床のフローリングや室内の建具等も当初提案していたものとは変わっていきます。
モノ選びに一切の妥協はしない奥様とそれに負けじと次から次に提案をぶつけていく山本・・・。
遂には照明のスイッチまでもこだわりの一品を探してこられ、現場担当の丸尾もそれらの要望を叶えながら、引き渡し後の不具合が出ないように逐次チェックを重ねながら工事を進めていきました!!
そうやってY様家族と当社スタッフがチーム一丸となって出来上がったこのお家をぜひ見学に来てください!!
入ったとたんこのチームの熱意にやられるかもしれません!(^^)!ご注意を!!
それでは現地でお会いしましょう!!
どうでしょうか??
ここまでのいきさつがなんとなく分かって頂けたでしょうか??
こんなやりとりがあった上で出来たお家の完成見学会、ぜひお越し下さい!!
長文でしたが最後まで読んで頂いてありがとうございました!
磯崎