コンクリートの現場管理/監督の仕事あれこれ
こんにちは!
前回の続きで、法定耐用年数のお話しです。
鉄筋コンクリート造 47年
重量鉄骨造 34年
軽量鉄骨プレハブ造 27年
木質系造 20~22年
です。
これの意味がおわかり頂けるでしょうか!?
木造に関しては工法により多少の違いはありますが、20~24年後には耐用年数が過ぎた建物になってしまうと言う法律解釈です。
実際そこで壊れてしまうと言う極端な話ではありませんが20年そこそこだと一世代のみ過ごせればラッキーと言ったところでしょうか?
それに比べてRCの場合は2倍以上の耐用年数があります。
まあこれはあくまでも法律解釈ですが、銀行借り入れをする際の審査には大きく影響すると思います。
特に築後数年経った時のリフォーム・リノベーションの際などは。
今の住宅産業は住宅エコポイントやローン減税と言った政策からも分かるように、景気の下支えの意味合いが非常に強くでている分野です。
人口が減って行っている中でも住宅の新規着工件数というのは一定規模以上に確保したいと言うのが政策の本音の部分でありながら、反面中古市場も充実させていかなければいけないという社会通念上の理想という相反する政策を掲げているのが今の日本の現状です。
つまりあまり長持ちするものばかりだと、新規着工が減少するから困るという穿った見方も出来てきたりします・・・。
これが現実です!
と言って別段既存の住宅を批判している訳ではありません。市場に受け入れられているものにはきちんと需要があり、ニーズがあるわけですからそれはそれで素晴らしいのだと思います。
反面、なかなか日の目を浴びないながらも、実は素晴らしい素質をもったものをお届けしようと思っているのです。
あまり世間一般に広く受け入れられるものではないと思うのですが、好きな方には堪らない!!そんなお家をつくります。