高価な靴は高級な靴と同じ意味なの?
こんにちは。
フットライト.梶田です。
靴のかかと修理をお受けする際に、「かかとが斜めに減ってるんだけど、歩き方が悪いせい?」とか「斜めに減ってて恥ずかしい」と気にしている方が居られます。
これって靴修理屋あるあるの1つなんですけれど、かかとが斜めに減っていても何もおかしくありませんし、歩き方が悪いせいでもありません。
医療関係の方は講義で習うそうなのですが、もともと人間の足はちょっぴり外開きで歩く様になっているために、普通に歩けばかかとも斜めに減ってしまうんです。
斜めに減ってて当たり前なのが「うそーっ」って思われた方は、大抵の医学書に載ってますので、機会があればチェックしてみてください。
著者や出版社によって数値に若干の差はありますが、同じくらいの数値内に収まっていますよ。
もちろんですが、シューフィッターも資格取得講習の際には、きっちりと講師から教えられているそうなのでご安心ください。
なので、かかとの外側が減っているのを見て「あなたは足(身体)が悪いから、かかとの外が減っているんです」とか「このままでいると足(身体)が悪くなりますよ~」と不安をあおる業者がいたとしたら、とりあえず眉に唾をつけて話を聞いておきましょう。
他にも怪しい話をする業者がいたら、その話をしている担当者の履いている靴の裏を見せてもらうと、かなり面白いかもしれませんね。
ちなみに頭の良い業者は、うまく回避出来る様にしっかりと事前対策を施した上でセールスを掛けてくるとも聞きますが・・・。
最後にですが、何事にも限度はありますので、異常なかかとの摩耗であれば医療機関での受診をお勧めいたします。