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続)続)BBQで最適な肉の量を力説するぞ

工藤博文

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テーマ:その他の面白い事 フフッ

最初から読む。(とても役に立つぞ)
前回は…
① 余分に食材を持ってくる
② 子供は、ほとんど食べない

これを徹底解説したぞ。

それじゃ、残りの理由を徹底解説していく。

③ 飲み過ぎてそもそも食えない

準備する段階で、すでに飲んでるヤツがいる。もちろん、殿方に多い。
テントやコンロを持ってきた人が、基本的に組み立てをする。
その飲ん兵衛(のんべえ)たちも一応、手伝おうとするものの、足手まといになるのが常。

じゃ、食材でも出すかと思ったところで自分が準備してないもんだから、何がどのバッグに入ってるか、分かってない。
そもそも奥さんが準備してんだもの。知ってるわけがない。

しょうがないから、さらに飲む。
だけど、おつまみがいる。
これがまた気が利く人が必ずいるもので、ちゃんとテーブルの上に2つ3つは準備されている。

酒が進む、どんどん進む。
ちょうど炭も熾きてきた。その炎の熱さ(温かさ)が、さらに加速させる。
夏なら暑くて飲んじゃう。少し肌寒い秋口なら、炎の心地よさが体を温め、気分良く飲める。

そんなこんなで周りのおかげで、肉も野菜も全て準備完了。
だけど、ハナッから飲みっぱなし。食べられるはずがない。
唯一、食べられるものと言ったらホルモン系。その中でも”ミノ”は格別にウマい(๑´ڡ`๑)
あのコリコリ感。もうたまらんな。

と言ったところで、飲み過ぎて食べられない解説は以上である。

④ 人の食事を見て食欲が失せる

タープを張り、炭を熾すまでが男。その間に女性たちは、クーラーボックスからビールや食材を取り出す。
さらにちょっとしたおつまみも。
大概、このタイミングでの別に準備した食材の披露会が始まる。

力仕事が終わった男たちは、椅子に座ってちょっと一服。と言いながら、テーブルに並べられたつまみを片手にビールの缶をプシュッ!
で、ここから肉を焼いてくれるのが、女の人。
(始めは男が焼くものの、途中で女性に交代する)
面白いもんで、生物学的に自然とそうなる。

肉を焼くと男たちが、それを食べる。そんな男たちの腹が満たされるまで、それが続く。
焼いている脂の煙を一緒に吸いこみながら、食べている姿が目に入る。

もう、食べてるのと同じ。

⑤ お菓子をつまみ過ぎて既にお腹いっぱい

さらに、子供たちがウインナーを食べにコンロの周りに群がる。
「他にない?」と言われると、お菓子を出す。
それを食べ終えると、そそくさと遊び場に戻る。

テーブルの上に出したお菓子。
それを女の人はつまむ。パクパク食べる。その上、誰かが持ってきたサンドウィッチも食べる。

すでにお腹いっぱい。

こんな状態で肉がまともに食べられると思いますか。
飲む女性もいるので、さらに食べられない。

これまで解説してきた理由で、肉は一人120gで十分であると結論付けられる。
それでも、少ないと思ってる人がいるでしょうね。

無理もない。たった120gだからね。
実は、足りないくらいがちょうどいいんだな、コレが。

このカラクリは次回(最終話)で語ろう。

では、今日はここまで。



和牛ロース 脱骨の解説動画

やっぱ、和牛はイイよね。

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工藤博文
専門家

工藤博文(食肉加工業)

ビーフプレイス株式会社

HACCP認証取得の工場で徹底した安全管理のもと、オーダーに合わせて食肉をカット。各地の有名スーパーマーケットを始め、大手コンビニチェーンの惣菜の牛肉加工も担う。従業員のワークライフバランスも推進。

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