恋叶トンネルアート人気投票終了のお知らせ
5月13日から、大分市中心部の、セントポルタ中央町商店街のエトウビルギャラリーにて、空間ペインター芳賀健太20周年パネル展&絵画展示販売会を開催中です。
会期も残り、今週末までとなりました。
お越し下さった皆様、ありがとうございます。
今週は、
木曜日を除いて、本日含めおそらくほとんど会場に在廊予定です。
(急遽変更の場合もあります)
先日から少しずつ、これまでを振り返る投稿をしています。
壁画で観光地「恋叶トンネル」の誕生
●今回は、2019年の豊後高田市の恋叶トンネルの誕生にまつわるお話です。
前回の投稿で、東京の新宿駅での制作を終えて、次はどうしていこうと思っていた時に、
今回ご紹介する豊後高田市の恋叶トンネルでの制作の話を頂きました。
壁画制作といっても、恋叶トンネルに関しては、
約421mの長いトンネルを、自分一人で描くわけではなく、
総合ディレクターという立場で、学生や一般の方を巻き込み、
全体をお世話し、プロデュースしていくような仕事ということだったので、
はじめは悩みましたが、
ここまで来れたのは、たくさんの方々に支えられて続けて来れたので、
恩返しのつもりで、下の世代や、経験のない方に、
アートを通じた社会貢献の経験を繋げたい、
伝えたいという思いで、受けさせて頂きました。
結果としては、
地元の2つの小学校、中学校と高校1校ずつ、
県内の大学(APUアジア太平洋大学、大分県立芸術文化短期大学、日本文理大学、別府大学)
一般(プロアマ含む)を含め、
約70名の方をお世話し、
約60作品が描かれ
完成となりました。
私も、この時は出入口と真ん中に壁画を描かせて頂きました。

作品は、全て写真を撮って楽しめるという方向性で、
制作者と、デザイン案のやりとりも何度もやりながら、
完成させました。
制作場所が電気も水道もない、トンネルということだったので、制作環境としては、
当時の時点では一番厳しく、
制作時期も秋から冬にかけてだったので、
参加者と一緒に、凍えながら描いたことを思い出します。







私としても、はじめてスタッフを雇っての制作だったこともあり、大変大きな経験となりました。
これまで、壁画制作のみではなく、
講師の仕事や、デザインの仕事、
様々なイベントの実行委員なども経験してきたので、
すべての経験が活き、色々やってきたことが無駄ではなかったと感じた瞬間でもありました。
2019年の夏頃から募集をはじめ、
秋から制作が始まり、
2020年3月に完成しましたが、
完成と同時にコロナ禍に突入し、
お披露目するイベントが延期に次ぐ延期になったりと、
大変ではありましたが、
それでも話題となり、メディアにたくさん取り上げて頂き、お越しくださったお客さんがたくさんインスタに投稿してくれたりと、しっかり観光地として定着しました。
完成の2年後の2022年には、
全国の恋人の聖地地域活性化大賞の「審査員賞」を受賞したりと、評価も頂きました。
あらためて、当時制作に参加してくれた方々、お世話になった市役所の職員さんや関係者の皆様に心から感謝の思いです。
また、この時期は、自身としてもフランスのパリのルーブル美術館の地下エリアでのアートフェアに出展したりと、
画家として、非常に大きな経験を重ねていた時期でした。
今振り返ると、コロナ禍に突入する前にこれらの経験が出来たことは本当に良かったと思います。
是非まだいかれたことのない方は、足を運んでみてくださいね
今後とも恋叶トンネルをよろしくお願いします。
恋叶トンネルの作品ギャラリーページはこちら
https://mbp-japan.com/oita/yoshiga/gallery/5000686/
完成後の作者コメントまとめ動画はこちら
●壁画の相談会も引き続きやっておりますので、
ご興味のある方、検討中の方がいらっしゃいましたらお問い合わせ下さい。
引き続きよろしくお願いします
詳細
『空間ペインター芳賀健太20周年展 街と絵』
期間:2025年5月13日(火)~6月15日(日)休みは6月2日(月)
10時~18時
(※お店の事情により、変更の場合があります)
場所:エトウビルギャラリー
(大分市中心部、セントポルタ中央町商店街「エトウ南海堂」横)



