空間ペインター芳賀健太20周年展 街と絵⑤3Dトリックアートのはじまりとその後の広がり

芳賀健太

芳賀健太

テーマ:制作例(3Dアート)

【空間ペインター芳賀健太20周年展 街と絵⑥3Dトリックアートのはじまり】
5月13日から、大分市中心部のセントポルタ中央町商店街のエトウビルギャラリーにて、
空間ペインター芳賀健太20周年パネル展&絵画展示販売会を開催中です。

本日も(5月28日)も会場に夕方まで在廊予定です。

先日から少しずつ、これまでを振り返る投稿をしています。

3Dトリックアートのはじまり


今回は3Dトリックアートのはじまりについて

2010年に独立し、すぐに結婚したこともあり、
壁画や絵画、デザインやイラスト、講師など、
アートにまつわる依頼があればどんな仕事でも受けてきました。

また、地方でアート関連の仕事を確立する為にも、他のクリエイターとの繋がりも持つようになり、
その中で様々なクリエイターが集まり、

2009年から『POOMPクリエイターズ(ポンプクリエイターズ)』という大分のクリエイターを中心とした団体が立ち上がりました。
クリエイター仲間で、切磋琢磨しながら、情報共有したり、イベントや仕事を行ったりする動きが始まっていきました。

僕もスタート時から入らせて頂き、その中でたくさん学ばせて頂く中で、
大分市中心部の商店街と様々なイベントにも関わらせて頂くことにもなり、毎年色んなお祭りやイベントにて、自分のカラーをそれぞれ出し、街の賑わいに貢献させて頂いていました。

その中で、たしか当時インターネットで噂になっていた床に描かれたトリックアートが出来ないか?という話から、
色々な実験をし、錯覚を利用した仕組みを見つけ、この3Dトリックアートの制作が始まりました。

当時、手探りで見つけた制作方法だったので、果たして本当にあのような感じで立体感が出るのか、半信半疑でしたが、見事に飛び出したようなトリックアートが出来、ポンプクリエイターズのメンバーで、ガレリア竹町商店街にて、たくさんのトリックアートが設置され、多くの方に喜んで頂きました。

空間ペインター20周年_3Dトリックアート_壁画制作



空間ペインター20周年_3Dトリックアート_壁画制作


空間ペインター20周年_3Dトリックアート_壁画制作

その後、大分空港や、デパート、道の駅など、色んな場所でこの3Dトリックアートは広がっていきましたが、スタートは、今から13年前の、2012年の大分市の商店街からスタートとなりました。

その後の3Dトリックアートの広がり


2012年にガレリア竹町商店街(大分市)にて、床に描く3Dトリックアートを制作した翌年に、

大分空港2階ロビーにて、姫島と豊後大野市のジオパーク認証獲得へ向けた取組があり、
そのPRとして、3Dトリックアートを作成させていただきました。

たしかInstagramなどのSNSが流行り始めた時期にも重なり、写真を撮って楽しむ3Dトリックアートがインパクトがあり、広がりを見せました。


空間ペインター20周年_3Dトリックアート_壁画制作


空間ペインター20周年_3Dトリックアート_大分空港_壁画制作

姫島バージョンは、姫島によく来る、渡りチョウのアサギマダラを制作。


空間ペインター20周年_3Dトリックアート_大分空港_壁画制作
豊後大野市バージョンは、原尻の滝!
より楽しめて、雰囲気の良いものを目指し、
虹を足したのですが、実際に原尻の滝には、このように虹がかかることを、
制作後に、市の担当の方より教えて頂き、驚いたことを思い出します。

その後、数年はこちらの作品が残り、

その2年後の2015年に、
豊後大野市の道の駅の集客対策として、
全ての道の駅に、
各地域の伝説や地域の特色を全面に出した3Dトリックアートを制作させて頂きました。


空間ペインター20周年_3Dトリックアート_豊後大野市道の駅_壁画制作
道の駅おおの:沈堕の滝の大蛇の伝説をモチーフとした3Dトリックアート


空間ペインター20周年_3Dトリックアート_豊後大野市道の駅_壁画制作
道の駅原尻の滝:原尻の滝がモチーフ。空港とは違い、こちらは近くにある橋に影響を受け、綱渡りのロープを描きました。


空間ペインター20周年_3Dトリックアート_豊後大野市道の駅_壁画制作
道の駅みえ:鬼が一日で彫ったという菅尾石仏伝説がモチーフ。伝説では、悪い鬼が村人と「一日で石仏を掘ったら今後文句はいわない。できなければ町から出ていく」という対決になっており、朝になると負けだったので、もうすぐで彫って完成させてしまうという中、知恵を働かせた村人が、ニワトリを鳴かせて朝になったように見立てて、朝になってしまったと勘違いした鬼が逃げ出している姿を描いています。


空間ペインター20周年_3Dトリックアート_壁画制作

道の駅あさじ:道の駅のキャラクターと、普光寺の巨大石仏がモチーフ


空間ペインター20周年_3Dトリックアート_壁画制作
道の駅きよかわ:地元で有名な眼鏡橋、轟橋と地元野菜がモチーフ。


こちらは、気がつけばもう10年も経っていて、
僕も驚いたのですが
今も残して頂いている作品もあり、

こちらの作品を見たという方がかなり多いように感じます。

あらためまして、楽しんでくださった皆様、
ありがとうございます
是非、豊後大野市の道の駅めぐりをして頂けると幸いです。




●今週の在廊予定日
本日28日(水)、31(金)
壁画の相談会も引き続きやっておりますので、
ご興味のある方、検討中の方がいらっしゃいましたらお問い合わせ下さい。
引き続きよろしくお願いします
詳細
『空間ペインター芳賀健太20周年展 街と絵』
期間:2025年5月13日(火)~6月15日(日)休みは6月2日(月)
10時~18時
(※お店の事情により、変更の場合があります)
場所:エトウビルギャラリー
(大分市中心部、セントポルタ中央町商店街「エトウ南海堂」横)


空間ペインター芳賀健太20周年展「街と絵」

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芳賀健太
専門家

芳賀健太(画家)

空間ペインター

アーティストとして、絵画に関する幅広い業務を請け負っており、オーダーによる絵画制作・壁画制作等幅広い業務を行っています。

芳賀健太プロは大分朝日放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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