壁画作品の参加者のメッセージを昇華させる旅〜参加型壁画作品NEGAI完結編
先週から、大分市中心部、セントポルタ中央町商店街にて、
空間ペインタ―20周年パネル展を開催しております。
お越し下さった皆様ありがとうございます。
先日から少しずつ、これまでを振り返る投稿をしています。
今回はその③
活動初期・デザイン企画会社所属時代2

大学卒業後は、すぐに独立ではなく、
音楽活動で出会った仲間とのご縁で、デザイン・企画会社の立ち上げのスタッフとして働くことになり、
そこで「空間ペインター」という部門を立ち上げ、壁画の仕事を受けていく形を取らせて頂きました。
前回、投稿したスタートの壁画で、
新聞やテレビでご紹介頂く機会が増え、
問い合わせも頂いたり、ご紹介頂いたりと、
壁画の制作案件も増えていきました。
壁画そのものが、珍しいこともあり、
制作中に次のお話がくることもありました。
今回の壁画作品は、その一部になります。
今でも残ってるものや、もう無くなったものなど、
時間が経てばやはり様々です。
その中でも、こちらの写真の壁画は、
去年、17年ぶりに塗り替えのご依頼を頂き、
当時の色に蘇らせ、プラスαでのリニューアルも加えたりと、また更に長く続く壁画となりました。



それぞれの絵に、それぞれの施主さんの想いと
僕の当時の精一杯の提案が形となった絵ばかりで、
今でも、昨日のように当時の制作の様子を思い出せます。
壁画は街の一部の風景
そして、今回展示会場でお客さんと、当時の壁画の話をしていると、
「壁画は風景そのものになっている」ことにも気づきました。
僕は、建物に絵を描くという一心で、その時は仕事を終えますが、
その後10年以上の月日が経つと、
その壁画は、誰かの待ち合わせ場所になっていたり、街の目印になっていたり、
無くなると、あの壁画があった場所として、
その人の記憶として残像として残っていて、ついその場所に行きたくなったり。。
みたいなことがあるということも聞き、
私も驚かされました。
「絵を通じて、街を世界をハッピーに」
そんな大きなコンセプトを今では掲げていますが、
実際に、大きな壁画を描くことで、
街の風景そのものが変化をして今に至ることが
今回の展示でわかってきました。
それは、単に私の絵の力ということだけでなく、
お店を支える方々の信頼の象徴でもあり、
そこを訪れる方々が、残してくれた風景でもあったりするのかなぁと感じます。
本当に有難いことです。
続けてきて本当によかったと感じます。
まだまだこれからも展示は続くので、これからどんな気づきがあるのか、私も楽しみです。
是非遊びにいらしてください。
展示会場では、
壁画の相談会も引き続きやっておりますので、
ご興味のある方、検討中の方がいらっしゃいましたらお問い合わせ下さい。
引き続きよろしくお願いします。
詳細
『空間ペインター芳賀健太20周年展 街と絵』
期間:2025年5月13日(火)~6月15日(日)休みは6月2日(月)
10時~18時
(※お店の事情により、変更の場合があります)
場所:エトウビルギャラリー
(大分市中心部、セントポルタ中央町商店街「エトウ南海堂」横)



