暗闇に光る絵の制作後「つきのほたる」(中津市耶馬溪)
国民文化祭おおいた2018の大分市の取り組み「回遊劇場」のウォールアート部門で
制作させて頂いた壁画作品をより楽しんで頂けるように、
あらためて、壁画の解説をさせて頂きたいと思います。
場所は、大分市の中央町商店街のドーム広場(船があった場所)の近くの
左(若草公演側)にある通り「相生町」にある岩尾ビルというところです。
タイトルは、
「ゆめつくり虫~DOROBACHI STORY~」
建物の形がドロバチという蜂の巣に似ていたところから発想を広げ、
(ドロバチの巣)
(ドロバチ)
ドロバチを主人公にした物語を描いています。
ドロバチは、青虫をエサとして子どもに与え育てるそうです。
偶然にも2013年に「ゆめつくり虫」という、壁を食べて夢の世界を作り出す架空の虫(青虫)を主人公とした絵本を制作していたので、今回はエサとして捕まえられたゆめつくり虫とドロバチが織りなす話になっています。
(絵本「ゆめつくり虫」※販売はこちら➡https://kukanpainter.thebase.in/items/6767036)
物語は建物の外から始まっています。
建物の1Fの通路が物語の中心です。
(床に猫の足跡がありますので、猫の足跡に沿ってご覧ください。)
壁の右側のドロバチの作った穴からは、現代の人間社会が見え、
左側にはゆめつくり虫が大分県の風景を見せてくれます。
また、食べられている穴の形にも意味を込めていますので、何の形か考えてみてください。
現代の人間と科学技術の進化、
それとは正反対となる
自然が教えてくれる大切な事。
相反する2匹が創り出す景色を通じて、
「生きる」ということをあらためて
考える機会になればと思ってます。
そして、
建物の出口を出た先には、物語の結末を描いています。
是非、足を運んでみてください(^^)
よろしくお願い致します。
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