【買い占め注意】車中避難で生き残るための防災グッズTOP5を元消防士が徹底解説!

矢方滉将

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テーマ:防災


「災害が起きたら避難所に行けばいい」——その常識、もう通用しないかもしれません。

過去の大災害では、指定避難所が開設できないという異例の事態が実際に起きています。
道路が寸断されて避難所にアクセスできない、建物自体が倒壊の危険がある、真夏や真冬なのにエアコンが効かない——そんな時、私たちに残される選択肢が「車中避難」です。

今回は、元消防士の視点から「過酷な車中避難を生き抜くための防災グッズTOP5」を徹底解説していきますね。


自己紹介


皆さん、こんにちは。HIRO防災BASEです。
私は大分県別府市の消防本部で約10年間勤務していました。 消防隊、はしご隊、救助隊などを経験し、平成28年熊本地震での災害活動や、大分県中津市の山崩れ、広島県の豪雨災害での捜索活動など、多くの大規模災害現場で活動してきました。
その経験をもとに、現在は「シンプルに考える防災」をテーマに、YouTubeやコラムで防災情報を発信しています。
では、解説していきますね!

避難所に行けば安心という「常識」はもう古い


「災害が起きたら、とりあえず指定避難所へ行けばなんとかなる」——そんな常識が、今や崩れ去りつつあります。

過去の災害では、指定避難所が開設できないという異例の事態が実際に発生しています。
例えば、今年の熊本地震では、熊本県の「氷川町」で11箇所の指定避難所が利用できなくなり、多くの住民が「車中避難」を余儀なくされました。

そもそも道路が寸断されて避難所にアクセスできない、避難所の建物自体が倒壊する危険がある、真夏や真冬なのにエアコンが効かないといった最悪の事態に直面したとき、私たちには「車中避難」という選択肢しか残されていない可能性があるんです。

ただし、大前提として、車中避難を考える前に「もし車を移動させられる状況なら、まずは安全な場所に車で移動して被害の出てない親戚や友人の家に泊まらせてもらうこと」が最も重要であることを、頭に叩き込んでおいてください。

その上で、過酷な車中避難を生き抜くために、元消防士の視点から本当に役立つ「防災グッズTOP5」を徹底解説していきます。

【第5位】非常用トイレ|命に直結する最重要の排泄対策


車中避難や停電時において、絶対に欠かせないマストアイテムが「非常用トイレ」です。

人間が1日に行くトイレの回数は平均5〜7回と言われています。
もし1人だけであっても、1週間車中避難をするとなれば、単純計算で約50回分の簡易トイレが必要になります。

「いざとなったら外ですればいい」と安易に考えてはいけません。特に女性にとっては、精神的にも防犯的にも屋外での排泄は極めて高いハードルとなります。

備えとしては、通販で評価の高い推奨品を買い揃えるのはもちろんですが、今すぐ備えたいなら、近くのイオンや100円ショップで手に入るものでも構いません。
とにかく「持っていないこと」が最大の致命傷になります。

あわせて用意したいのが、以下の2点です。

・目隠しポンチョ:屋外や人目が気になる場所でも、自分の体を隠して簡易トイレを使用することができます。
・おしゃれな携帯トイレ(フェーズフリー):普段のバッグに入れて持ち歩けるデザインのものは、日常のドライブや急な体調不良時にも役立ちますよ。

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【第4位】飲料水と非常食|「調理不要」と「栄養補給」が鍵


生存に必要な水と食料ですが、車中避難ならではの選び方があります。

・水と「携帯浄水器」
保存水はもちろん、断水時に給水車が来ない事態を想定し、池の水や雨水すら飲料水に変えられる「電動・手動両対応の携帯浄水器」を1台備えておくと、圧倒的な安心感が生まれます。
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・そのまま食べられる「常温保存可能なおにぎり」
よくあるアルファ米は、食べるまでに水で60分、お湯でも15分かかります。
それに対し、イートミーが販売している「奇跡のおにぎり」は、水も火も不要で、袋を開けてそのまま、もちもちとしたおにぎりを食べることができるんです。
保存期間は5年もあります。

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・タンパク質と糖分の確保
手軽に高カロリーを摂取できる「羊羹(ようかん)などのお菓子」や、貴重なタンパク質源となる「サバ缶」も車載備蓄に最適です。
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・野菜パウダー
停電した車内には生野菜を置いておくことはできません。
そこで活躍するのが、野菜パウダーです。水やスープに溶かすだけで、不足しがちな栄養を補給でき、赤ちゃんの離乳食としても大活躍します。
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【第3位】睡眠環境を整えるマット&寝袋|災害関連死「エコノミークラス症候群」を防ぐ


狭い車内で長時間、座りっぱなしの姿勢を続けることは、死に至る危険がある「エコノミークラス症候群」を誘発してしまいます。
過去の地震でも、これが大きな問題となりました。

シートをしっかり倒し、平らな状態で体を休められる睡眠環境を整えることは、命を守る上で極めて重要なんです。

ここで絶対におすすめなのが「インフレータブルマット」です。
これは、収納袋から出してバルブ(キャップ)を開けるだけで、自動的に空気が入って膨らむ簡易マット。
空気の層がクッションとなり、不快なシートの段差をフラットにして、劇的に睡眠の質を向上させてくれますよ。

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また、「寝袋(シュラフ)」もあわせて用意しましょう。
夏場などは中に潜り込むと暑くて寝られませんが、「寝袋を下に敷いて、シートの凹凸を埋めるクッション代わりにする」という使い方が非常に有効です。

私が現状使っているシュラフ(冬用です)
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【第2位】バッテリー関係(ポータブル電源)|情報の命綱を絶対に切らさない


災害時、スマホは命を繋ぐための情報収集・通信手段として最も重要です。
だからこそ、絶対にスマホの電力を無駄に消費してはいけません

車中避難における心強い味方が「ポータブル電源」です。
まず一つ目に購入する際の目安は、「1000Wh(ワットアワー)級」の容量。
スマホの充電や、電子レンジ、ドライヤー、炊飯器など、一通りの家電を動かせる出力の商品が多いです。
これ以上の2000〜3000Wh級になると価格面でも手が出しにくくなりますし、場所もとります。
ただし、高出力の家電を使う場合は、必要だと思います。

1000Wh級(例えばDJI Power 1000miniなど、重さ11.5kgで比較的軽量なもの)が1台あれば、スマホや小型家電を2〜3日は余裕で動かすことができますよ。

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・ソーラーパネルの併用
電気が切れたときのために、太陽光でポータブル電源を充電できるソーラーパネルも一緒に用意しておくと安心です。
ポタ電&ソーラーパネルについての解説動画も見てね!


・接続ケーブルの常備
いくら高機能なポータブル電源があっても、スマホを繋ぐ「Type-Cケーブル」などを忘れてしまっては宝の持ち腐れ。必ずケーブルとセットで車載してください。

【超重要】夏の車内放置は厳禁:夏場の昼間など、高温になる車内にポータブル電源やモバイルバッテリーを放置することは、発火や破裂の危険性があるため絶対にやめてください。徹底した温度・安全管理が必要です。
また、ポタ電の選び方も絶対に大事なので注意してください!こちらの動画で解説してます!


【第1位】ライト(光るもの)|スマホ温存のために複数備える


車中避難において、最も優先すべきなのが「ライト(光るもの)」です。
ただし、スマホのライト機能を使うのは絶対に避けてください。大切な情報収集、連絡手段を無駄に消費してしまいます。

用途に合わせた専用のライトを、複数用意しておくのが鉄則なんです。

1. 超小型ライト
防災リュックや普段のバッグに常備できる、持ち運びに便利なもの。
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2. マグネット付きバーライト
車の外側に磁石で貼り付けられるタイプ。夜間にハザード代わりに点滅させて周囲に自分たちの居場所(SOS)を知らせるのにも役立ち、車内を均一に照らすこともできます。
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3. 大光量防水ライト
1個を車内で点灯させるだけで、車内全体がリビングのように明るくなる強力なライトです。モバイルバッテリーとしてスマホに給電できる機能もあります。
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4. 自立・伸縮するランタンライト(RV社製など)
脚を開いて自立し、最大150cm程度まで伸びる多機能ランタン。車外での作業時や、周囲を広く照らしたいときに非常に便利です。
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5. 多機能ライト(ラジオや浄水器の付帯ライト)
防災ラジオや携帯浄水器に内蔵されているライト。1つのグッズで「ラジオ+バッテリー+ライト」のように複数の役割を果たすものは、スペースの限られた車中避難で非常に重宝しますよ。
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6. ヘルメット用のヘッドライト
両手を完全に自由にするため、ヘルメットに装着できるヘッドライトも必須です。
「充電式・乾電池式の両方で動くハイブリッドタイプ」を選んでおくと、万が一の充電切れにも対応できます。
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命に関わる!見落とされがちな「おまけ」の必須アイテム


歯磨きシート(口腔ケア)|災害関連死を防ぐための絶対防衛ライン


避難生活の中で最も見落とされがちで、かつ命に直結するのが「口腔ケア」です。

避難生活で水が不足し、歯磨きを怠ると、お口の中で雑菌が繁殖します。
これが唾液と一緒に気管に入ることで気管支疾患(誤嚥性肺炎など)を引き起こし、多くの人が命を落としてしまっています。これがいわゆる「災害関連死」の実態です。
エコノミークラス症候群と同様に、最も警戒しなければなりません。

断水している状況では、水を使って歯を磨くのは困難です。
そこで、水不要で使える「歯磨きシート」を用意してください。

シートにはウェットタイプとドライタイプがありますが、おすすめは「指サック型のドライタイプ」です。
乾いていても自分の唾液で濡れていきますし、指にはめて直接、歯垢(プラーク)をごっそり拭き取れるため、驚くほど口内環境が改善しますよ。

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まとめ|いつか来るその日のために、今すぐ備えを


災害は、いつも突然やってきます。
そして、一度被災すれば、いつまで続くかわからない過酷な避難生活が始まります。

不安な日々を少しでも安全に、そして健康に生き抜くために、まずは車の中に防災グッズを1個でも積み込むことから始めてみませんか?

あなたと、あなたの大切な家族の命を守るための備えを、ぜひ今すぐ実践してくださいね。

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矢方滉将
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矢方滉将(映像クリエイター)

株式会社ヤヲキ

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