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SDGs(エス・ディー・ジーズ:Sustainable Development Goals)

2020年8月29日 公開 / 2020年9月11日更新

テーマ:HySPEED工法の紹介

コラムカテゴリ:住宅・建物


私たちは持続可能な開発目標(SDGs)に賛同しています
SDGs(エス・ディー・ジーズ:Sustainable Development Goals)とは、2015年9月、国連サミットにて193の国連加盟国の間で採択された、「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載されている2016年から2030年までの国際開発目標です。
「世界を変えるための17の目標」により構成され、地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)ことを誓っています。SDGsは発展途上国のみならず、先進国自身が取り組むべきユニバーサル(普遍的)なものであり、日本政府も積極的に取り組んでいます。

地盤改良事業 HySPEED工法について
既存の地盤改良工法のようにあらかじめ決まった杭を使ったり、地盤を補強しない工事と異なり、 砕石パイルをその地盤にあうように確実な施工で1本づつ造り上げ、砕石パイルと砕石パイル周辺の地盤の支持力を複合させて、 地盤の支持力を高める地盤改良工法です。

【特長】
1.天然砕石を使用してセメント等を使わない為、土壌汚染の懸念が無く土壌汚染による資産価値毀損リスクがない
2.通常の杭の様に産業廃棄物、埋設物扱いにならない為、土地の資産価値を棄損しない
3.施工後の品質検査を徹底
4.液状化による建物の被害低減効果への期待

HySPEED工法は、上記の特徴と住宅業界で環境への配慮、エコロジーな住環境提案の意識が高まっている背景も影響し採用住宅会社が増加してきています。さらに、2009年に建築技術性能証明(GBRC 性能証明第 09-20 号)を取得し、昨今では一般住宅以外にもアパート、店舗など様々な建物の地盤補強工法として採用されており、公共工事でも採用が増加しています。
~HySPEED工法はAskDoctors認定を取得しています~

<有害化学物質の発生を防ぐ>
HySPEED工法は、天然砕石のみを使用した地盤改良工法のため、有害物質の発生を防ぎます。
土壌汚染の懸念が無く、発がん性物質「六価クロム」の溶出による環境及び人体への影響が一切ありません。
また、砕石は産業廃棄物(コンクリート、鉄パイプ)として扱われないので、将来取り除く必要がありません。

<CO2削減>
日本の平均的な住宅の地盤改良工事(セメント杭・鋼管杭)で1戸(建坪20坪程度)につき約5,000kgのCO2が発生します。
HySPEED工法は自然素材(砕石)100%なのでCO2の発生ほとんどなく地球環境の保護に貢献します。
近年、世界的に問題となっている地球温暖化抑制に貢献いたします。

<液状化を抑制する>
地震時には、HySPEED工法によって造り上げた砕石パイルによる地山圧密効果と排水効果によって砂質土地盤に発生する過剰間隙水圧を速やかに消散させ、地盤の液状化に伴う構造物の被害や地盤内部の被害を抑制します。

<地震の揺れに強い>
地震のとき、家の揺れ方と地盤の揺れ方に違いがあり、セメントや鋼管を使った工法はその変化に耐えられないこともありますが、砕石パイルはもともと固まっておらず、地震の揺れに追随して、地震の揺れによる強度低下をやわらげる効果があるため、安心の暮らしを提供できます。

この記事を書いたプロ

矢野伸二

安心・安全な地盤で快適生活と住宅の価値を守るプロ

矢野伸二(矢野建材工業株式会社)

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