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矢田公裕プロは大分朝日放送が厳正なる審査をした登録専門家です

ウイルスとの共存

矢田公裕

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テーマ:ヘルスケア

4月の終わりになろうとしていますが、コロナウイルス感染はまだ終息に達しません。
もともと人類は数多くの細菌やウイルスと戦ってきました。その武器が免疫力です。
多くの薬剤ができて、細菌はそうとうに減ってきていますが、今でも溶連菌(溶結性連鎖球菌)や百日咳が流行しています。
ウイルスとはもっと大変な戦いでした。野口英世の時代には細菌は見ることができるようになっていましたが、ウイルスは目に見えない敵でした。黄熱病の研究に情熱を傾けた野口ですが、そのウイルスに感染してしまいました。
現代では電子顕微鏡などでウイルスを見ることができます。太陽のような車輪のようなコロナウイルスの姿は普通の生活では見られません。けれど、感染して免疫力がつけば乗り越えることができます。8割の人が感染すると大流行は止まります。そこを目指すことが今の課題です。早寝早起き朝ごはん、生活リズムを整えることが免疫力をアップする秘訣です。残念ながら免疫力の弱いお年寄りやガンの治療中の人は感染すると命を落とす危険性が高いです。この人々を感染の恐怖から救うためには、広く激しい流行を抑えていくことが必要なのです。医療崩壊をきたさないようにしなければなりません。
遠からずワクチンが開発されてくると思いますが、それまで免疫力の弱い人々を守りながらウイルスと共存していかねばなりません。ウイルスは決して映画の宇宙人の様には去っていきません。

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矢田公裕
専門家

矢田公裕(小児科医)

医療法人社団ふたば会 矢田こどもクリニック / こども子育て研究所

 

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