子どもが勉強に興味を持たない理由とその対処法
杉山塾では、カンニング作戦でいきなさい、と生徒に指示することがよくあります。生徒が問題に向かって頭を抱えて、手が止まっているときです。
カンニング作戦というと、うさんくさそうな臭いがぷんぷんしますが、できる生徒は誰でもやっているありふれた勉強方法なのです。
問題を解いていて、解き方がわからない時は、解答解説を見ることです。下手な考え休みに似たりですから、下手が朝まで考えても時間の無駄です。
ただし、この後の行動が、カンニング作戦を成功させる重要なポイントです。解答を写すのではありません。うちは学習塾です。習字教室ではありませんから、字を書く練習は教えません。
杉山塾で言うカンニング作戦は、解答を見たら、それを理解して自分の頭にインストールする。ここが肝なんです。インストールできたら、解答を閉じて、再度問題を解く。この2行を3回読んで、頭にインストールしてください。
今度は解答が頭に入っているので、問題を解けるはずなんですが、途中でいきずまったら、また解答解説ページを開いてインストールのし直しをします。そしてまた問題を解きます。いきずまったら、またインストール。この繰り返しで問題を解き切るのです。
頭をかかえて悶々としていても、ストレスが溜まり、やる気がなくなるだけで、全く生産性がありません。だからカンニング作戦で、正しい解法をどんどん頭にインストールして前に進んでいく。
これが成績を上げる勉強方法なのです。