FP協会
大分で活動しているファイナンシャルプランナーの三重野徹です。
―― 老後2000万円問題を“わが家の場合”で考える
「老後には2000万円必要」
この言葉を聞いて、ドキッとしたことはありませんか?
50代になると、老後資金の不安は一気に現実味を帯びてきます。
貯金は足りているのか、年金だけで生活できるのか。
考えれば考えるほど、不安が膨らんでしまう方も多いでしょう。
でも実は、この老後2000万円問題。
数字だけが一人歩きしてしまい、本来の意味が正しく伝わっていないケースがとても多いのです。
老後2000万円問題とは、そもそも何だったのか?
老後2000万円問題は、
「平均的な夫婦世帯が年金だけで生活すると、毎月約5万円の赤字が出る」
という試算から生まれました。
5万円 × 12か月 × 20年 = 約2000万円。
つまりこれは、
**すべての人に必要なお金ではなく、あくまで“一つのモデルケース”**です。
・夫婦か単身か
・持ち家か賃貸か
・年金額はいくらか
・働く期間はどれくらいか
これらによって、必要な老後資金は大きく変わります。
「2000万円=足りない」と思い込む危険性
多くの50代女性が、
「うちは2000万円も貯められていないからダメだ」
と感じてしまいます。
でも、ここで立ち止まって考えてみてください。
老後資金は
⇒ 一括で用意しておくお金ではありません。
・年金という毎月の収入
・退職金
・必要に応じた取り崩し
これらを組み合わせて生活していくのが老後です。
「今の貯金額」だけで判断してしまうと、
実際よりも不安を大きくしてしまうのです。
老後資金は「総額」より「流れ」で考える
FPとしてお伝えしたいのは、
老後資金は貯金の合計額よりも
**お金の流れ(キャッシュフロー)**で考えることが大切
という点です。
たとえば、
・年金で生活費の大部分をカバーできる
・少しだけ働く期間がある
・支出が今より減る
こうした条件がそろえば、
2000万円どころか、そこまで大きな額が必要ないケースもあります。
50代からやるべき「老後資金の整理」
では、50代の今、何をすればよいのでしょうか。
まずは、次の3つを確認してみてください。
①夫婦それぞれの年金見込み額
②退職金の有無・目安
③ 老後の生活費は今より増えそうか、減りそうか
完璧に分からなくても構いません。
「だいたい」で十分です。
分からないから不安になる。 分かれば、不安は“課題”に変わります。
今日の小さなアクション
今日やってほしいのは、たった一つ。
「老後、毎月いくらくらいで生活できたら安心か?」
これを考えてみてください。
今の生活費そのままでなくてOKです。
少しゆとりを持たせた数字で構いません。
この「月額」が見えると、
老後資金の考え方は一気に現実的になります。
まとめ:老後資金の不安は、整理すれば小さくなる
老後2000万円問題は、
不安をあおるための数字ではありません。
本当に大切なのは、
「わが家の場合、どうなのか」を知ること。
50代は、遅すぎるどころか
老後資金を整えるのに一番ちょうどいい時期だとおもいます。
今回のテーマついて質問や相談がある方はみらいマネープランニングにご相談ください。 初回無料相談にてサポートいたします。
新NISA制度や資産形成について基礎から学びたい方は、お金の小学校大分校で一緒に学びませんか?



