「老後はまだ先」じゃない?今からできる将来対策

三重野徹

三重野徹

テーマ:老後

大分で活動しているファイナンシャルプランナーの三重野徹です。

― 30代だからこそ始めたい“未来の自分”のための準備 ―

「老後のことは、40代になってから考えようかな」
「まだ住宅や子育てのことで精一杯…」
そんな風に思っている方も多いかもしれません。

でも、老後に向けた準備は、30代の今こそが“貯めどき”
のチャンスです。
今回は、30代夫婦が“老後資金をどう考えるべきか”“今から何をしておけば安心か”をテーマにお話しします。

1.そもそも老後資金って、いくら必要なの?


「老後資金2,000万円問題」という言葉が話題になったこともあります。
でも、実際にいくら必要なのかは、暮らし方や価値観によって変わるものです。

老後の主な収入源:
公的年金(会社員夫婦なら厚生年金+国民年金)

私的年金(iDeCoなど)

退職金(ある場合)

支出の主な項目:
生活費(食費・光熱費・医療費など)

住居費(持ち家の修繕費、賃貸なら家賃)

レジャー・旅行など

★夫婦2人暮らしの老後生活費の目安:
⇒ 公的年金だけでは月5〜6万円ほど不足すると言われています。
仮に30年間不足が続くと…約2,000万円の差額に。

これは「2,000万円足りない」という話ではなく、
「それぞれの家庭に合った“老後のお金の流れ”を把握しましょう」というサインなのです。

2.年金は本当にあてになるの?


「年金って、将来もらえるの?」
「自分たちはどうなるの?」

不安に思うのは当然です。

でも現時点では、制度そのものが突然なくなることは考えにくく、
一定額は将来もらえる見込みがあるという前提で、準備をするのが現実的です。

☆ねんきん定期便や「ねんきんネット」を使えば、
自分や配偶者の将来の年金見込み額を確認できます。

その金額をもとに、**「足りない部分をどう埋めるか」**を考えることが、老後準備の第一歩です。

3.今から始める!つみたてNISA・iDeCoの活用


「老後資金を準備」と言っても、今の生活に余裕がないと難しく感じるかもしれません。
でも、少額から始められる制度がちゃんとあります。

★つみたてNISAとは?
年間120万円までの投資に対し、運用益が非課税(無期限)

月3,000円〜1万円の積立もOK

商品は長期・分散・積立に適したものだけなので初心者も安心

★iDeCo(個人型確定拠出年金)とは?
老後資金専用の積立制度

毎月の掛金が全額所得控除になり、節税効果も◎

原則60歳まで引き出せないため、老後の貯蓄にぴったり

☆どちらも少しずつの積立で、20年〜30年後に大きな差が出ます。
「できる範囲から始める」が何より大切です。



4.“今の暮らし”と“未来の備え”を両立させるには?


老後のために、今を我慢しすぎる必要はありません。
でも、未来の自分たちに「ありがとう」と言ってもらえるような準備はしておきたいですよね。

30代でスタートすることで得られるのは、
・少額から始められる
・ 長い時間を味方にできる
・ ライフイベントとのバランスを取りやすい
というメリット。

★「今の家計で、月5,000円なら老後の準備に回せるかも」
そんな一歩が、10年後、20年後に大きな安心をもたらします。

★今日の問い:「老後、どんな暮らしをしたいですか?」
都心?地方?それとも海外?

夫婦で趣味や旅行を楽しむ?

子どもたちと近くに住んでいたい?

そんな未来を想像しながら、「今、何ができるか」を考えてみてください。
ライフプランとは、“今の暮らし”と“これから”をつなぐ橋のような存在です。

今回のテーマついて質問や相談がある方はみらいマネープランニングにご相談ください。 初回無料相談にてサポートいたします。


新NISA制度や資産形成について基礎から学びたい方は、お金の小学校大分校で一緒に学びませんか?

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三重野徹
専門家

三重野徹(ファイナンシャルプランナー)

みらいマネープランニング

ファイナンシャルプランナーとしてだけでなく公的保険アドバイザーとしても年金や健康保険、介護保険等といった公的な保障をアドバイスし、将来を見据えた「未来設計図」をお客様と一緒に作るお手伝いをしています。

三重野徹プロは大分朝日放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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