老後2000万円問題について改めて振り返ってみる①
大分で活動しているファイナンシャルプランナーの三重野徹です。
貯金だけではなかなか資産を大きく増やすことが難しい昨今、
そろそろ貯金以外の資産運用を始めたいとお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
まずは「貯金」と「投資」
の違いについて簡単に触れてみましょう。
貯金と投資は収入の保全や増加を目指す点では共通しています。
しかし、その手法とリスク・リターンの性質に大きな違いがあります。
貯金
は一定の利息を得ながら元本保証もされています。
しかし、その利息は低くインフレの影響で実質的な価値が減少する可能性もあります。
一方、投資
は株や不動産・投資信託などを通じて元本を増やす方法で元本割れしてしまう可能性もありますが、得られるリターンも大きくなる可能性がありあます。
投資は時間と共に資産を増やし経済的な安定を図る長期的な視点が必要となってきます
では違いが分かったところで投資の代表的な商品をいくつか見てみましょう。
①株式投資
株式とは株式会社が資金を出資してもらった人に対して発行する証券のことです。
例えば、会社が工場を立てて製品を作ったりお店を出して販売したりするには資金が必要ですよね。
株式の発行は企業が事業を行うために必要な資金を集める手段の1つです。
この株式を安く買って高く売ることで利益を生むのが株式投資です。
企業の価値の上昇を見込んで株を買い値段が上がったところで売って利益を出すことができ
ます。
②債券
債券とは国や企業などが投資家からお金を借りる際に発行する証明書のことです。
なかでも国が発行する債券のことを国債と言います。
債券を購入するということは国や企業などにお金を貸すということです。投資ですので定期的に利子が支払われます。
③投資信託
投資信託とはたくさんの投資家から集めたお金をまとめそれを資金として運用の専門家が投資運用を行い、得た成果を投資家に分配する金融商品のことです。
運用の専門家は集めた資金を国内外問わず債券や株式不動産などに分散させて運用します。
④FX
FXとはForeign Exchangeの略で外国為替証拠金取引のことを言います。
外国の通貨を売買しその差額で利益を狙う取引です。
例えばアメリカへ海外旅行に行く時のことを考えてみましょう。
出発時、日本で1ドル100円で円を米ドルに交換したとします。
帰国時、米ドルを日本円に戻す時にレートが1ドル105円になっていたら日本円で5円お得になります。
⑤不動産投資
不動産投資とは、マンションやアパートなどの不動産を購入し運用することで利益を得る仕組みの投資のことを言います。
例えば、マンションを購入して入居者に貸し出せばその分の家賃収入を得られます。
株やFXなどよくある他の投資との大きな違いは、入居者が定着してしまえば長期的に安定した収益が見込めることです。
物件選びを慎重に行えばリスクも少ないことから近年はサラリーマンを始め幅広い層から注目を集めています。
いかがでしたか?
貯金以外にも資産運用をする方法はたくさんありましたね。
もちろん近年話題の
NISAやiDECO
も資産運用方法の1つです。
各方法それぞれにメリットデメリットがあるのでご自身に合う資産運用方法を見つけてみて
ください。
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