良質な睡眠で健やかな心身を養い、元気に活動できる毎日をかなえたい（2/3）

仕事に追われて眠れず、体調を崩した経験から睡眠に特化したサロンをオープン

　以前は、小児科で診療放射線技師として働いていた鷲野さん。多忙でなかなか安眠できず、不調に陥ったことがあります。
　「夜勤や日勤後も呼び出しがかかるような生活が続き、気が張っているせいかベッドに入っても1〜2時間ごとに目が覚めてしまう状態でした。そのうち、明け方に動悸があり、意味もなく涙が出てしまうほど自律神経が乱れてしまいました」

　何とか状況を変えたいと、知人で、現在は同サロンの副社長を務める理学療法士に相談。頭などをもみほぐしてもらったところ、その日の夜は、久しぶりに熟睡することができたそうです。
　「定期的に施術を受けるようになり、よく眠れるようになって体調も戻りました。半年間、夜勤ができなくなるほど調子を崩し、メンタル面でも落ち込みましたが、快眠を得ることで心身を整えることができました」

　睡眠の大切さを痛感した鷲野さんは、2021年にサロンをオープン。足を運ぶ人たちを温かく迎え入れています。ヒアリングをする中で気付いたのは、来店目的を「リラックスのため」と回答した人でも、実は睡眠に問題を抱えているケースが多いということでした。

　「日頃の疲れを癒やすのであれば、アロマテラピーやフットケアといったサービスもあります。あえてヘッドスパを選ぶのは、『頭をほぐしたい』と潜在的に思っているのかもしれませんね。私どもとのコミュニケーションを通じて、ご自身の睡眠を見直すきっかけになれば幸いです」と笑顔を見せます。

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