Club house はどう活かせるのか? 参加してみた感想
なぜ、早い段階からの準備が必要なのか?
今回の内容
松井達治プロフィール
エーザイのアルツハイマー新薬の話
認知症の原因物資
認知症は遺伝子がある人は最後は発症する。でも?
なぜ、30代40代からなのか?
そこで、お勧めする認知症予防方法 3つ
健康サポート薬局
松井達治プロフィール
松井達治(まついたつじ)暗記のたつじ代表
松井達治の紹介動画はこちら
マイベストプロ 記憶力アップのプロ
薬剤師 宅地建物取引士 賃貸不動産経営管理士
記憶マイスター 認知症予防脳トレ士 息育指導士 声紋分析士
薬剤師として働く傍ら、記憶力アップと人間力アップを伝えるための
セミナーや講演、企業・団体研修を行う。
受講生は医療従事者を目指す学生・経営者・医師・歯科医師
主婦・子どもなど小学5年生以上から上は80代まで
電子書籍に「顔と名前を憶える本」がある
松井達治の紹介サイトはこちら
エーザイのアルツハイマー新薬の話
先日、アメリカでアルツハイマー新薬「レカネマブ」が正式承認されましたね。
医療の進歩によって認知症の進行が抑えられるということですね。
読売新聞の記事のリンクはこちら
今後日本でも承認され多くの方の役に立てることは本当に素晴らしいですよね。
認知症の原因物質
今言われているのは認知症はある日突然発症するのではなく、徐々に進行してきます。
中でもアルツハイマー型認知症では原因物質と言われている「アミロイドβ」というタンパクが脳の中に溜まっていくために起こると言われています。
これが15年から20年くらいかけて貯まり始めて、発症していくということです。
70代で発症するのなら50代くらいから貯まり始めているということです。
認知症は遺伝子がある人は最後は発症するでも?
現在は「人生100年時代」と言われていますが、100歳まで生きても認知症を発症し、
「自分が誰であるか?」わからない状態で最後を迎えることもあると思われます。
東京都発症医療センターのサイトによりますと、認知症とは
「認知機能障害を主症状とする病気です。65歳以上の高齢者全体では、約17~18%が認知症であると推計されています。年齢が高いほど認知症である人の割合は高くなります。85~89歳では約40%、90歳以上では約60%の方が認知症です。先述した通り、百寿者でも60~70%が認知症と推計され、超高齢期以降は認知症であることが珍しいことではないのです。」
とあります。
つまり90歳以上の方の60%が認知症になっているのです。
ですから、認知症はなる人はなると言われています。
しかし、もう一つ言われていることがあります。
「脳は鍛えれば鍛えるほどいつまでも若く保つことができる」
とも言われています。私はこの話を信じたいと思います。
実際に体は衰えても脳がしっかりとしている経営者の方なども多くいますので・・・・
いつまでも脳も体も若く保つことが重要だと思っています。
また、医療費削減という点でも今必要な人は使っていただき、なるべく薬を使わない方法があるのであればそれを、推奨し実行することも重要なのでは?
と考えています。
なぜ30代・40代からなのか?
そこで、認知症になる前から少しでも遅らせることや、リスクを減らすことが出来ることがあるとしたら「知っておきたい」「またやっておきたい」
と思いませんか?
特にのちにお伝えする運動のことは、走ることが困難な状態から始めるのではなく
若いうちから始めることがとても重要になってきます。
それでも、なってしまったら・・・
仕方がありませんが、情報を知り少しでもリスクを減らすことが私は大切だと思っています。私自身30代から行っていることにも合致していますのでご紹介させていただきます。
そこで、お勧めする認知症予防方法 3つ
1.運動と休息
運動と休息はとても重要です。例えば心拍数を上げる運動を行うことで認知症が防げると言われています。
最大心拍数(220ー年齢)を知ることで、最大心拍数のの60%程度の心拍数が上がる有酸素運動を、定期的に週3日以上30分から40分程度行うことが認知症の予防につながることは様々な文献で言われています。
心拍数が上がりすぎる運動はキツく感るので、会話ができるくらいの運動です。
足腰も鍛えれれますし、体重減少にもつながります。
そして、検査値なども正常値に近づくでしょう。
私は若いうちから定期的に運動する習慣を作ることはとても重要だと思っています。
ストレスを溜めない休息もとても重要です。
そして、睡眠や休息も重要だと言われていますよね。
2.脳に刺激をあたえる
脳に刺激を与えることも重要です。脳トレの話は皆様多く聞いていると思いますが、考えること、感じることがとても重要だと考えます。
私は、アクティブ・ブレインセミナーを行う中で脳が動きだし、自信に満ち、活き活きしていく方を多く見ています。
脳の使い方を知り、しっかりとトレーニングすることの重要性を本当に感じています。
高齢者になってくると新しいことを行うことが減ってくる傾向があります。
仕事をリタイヤすると、毎日の行動がパターン化してしまうこともあります。
脳を積極的に使うという意味でも、新しいことにチャレンジすることを取り組んでみてはいかがでしょうか?
旅行に行くこともお勧めです
コロナ禍で認知症が進んだ人が増えた、とも言われています。
旅行はまさに脳に刺激が入ります。
言葉、観光、食事など新鮮な体験ができます。
講演会で「私認知症かも?」
と思っている人が「何か良い方法ありませんか?」
と質問を受ければ、
「旅に出ませんか?」とお答えしています。
3.禁煙・バランスの良い食事
私は30代の頃1日3箱タバコを吸っていました。
いわゆるチェーンスモーカーです。
喫煙はやはり体に良くないです。
2009年に辞めて14年経過しますが良かったと思います。
厚生労働省の「禁煙して心身の健康を取り戻そう」のページには
「喫煙は、認知症のリスクを2~3倍も高め、日本人に多いアルツハイマー病、 血管性認知症のいずれとも関係があります。また、喫煙は脳卒中や骨折などのリスクが高く、 これらにより要介護の状態になりやすいことも分かっています」
とあります。
認知症になるリスクを減らすためにも、そして健康を取り戻すためにも禁煙はお勧めですね。
バランスの良い食事も大切ですよね。高脂肪食や高血糖になる食事を摂り続けると肥満にもつながります。
そして、メタボリックと認知症の関連があることが言われています。
糖尿病なども認知症との関連も言われていますので、注意が必要です。
健康サポート薬局
以上ですが、そのほかにも多くの情報があります。現在薬局では、健康サポート薬局というのがあります。日本薬剤師会のページには
「健康サポート薬局とは、厚生労働大臣が定める一定基準を満たしている薬局として、かかりつけ薬剤師・薬局の機能に加えて、市販薬や健康食品に関することはもちろん、介護や食事・栄養摂取に関することまで気軽に相談できる薬局のこと。皆さんの健康をより幅広く、積極的にサポートします」
と記載されています。
薬局に訪れる方の健康を積極的にサポートすることを行なっている薬局で、コロナ禍でここ数年はできませんでしたが、健康相談に対するイベントなどもこれからは積極的に行なっていけるでしょう。
私も今回のコラムの中で、具体的に脳トレや、記憶力アップ方法、運動方法の講演や研修など、今後も積極的にお伝えし、役立ちたいとおもっています。
少しでも早いうちから健康を意識して運動しながら、
脳も身体も活き活きした人生を歩んでいくお手伝いができればと思っています。