薬剤師のお仕事
暗記のたつじ 松井達治です。
薬剤師として薬剤師らしいテーマを今回はお伝えさせていただきます。
今回のテーマは
なぜ薬を飲み忘れるのか?どうすれば飲み忘れないのか?
このテーマでお伝えします。薬を飲み忘れることが多いと言う方も多いのではないでしょうか?
「お薬飲めていますか?」と聞くと「飲んでるよ!」
と言われますが、残薬の日数が合わない。と言うこともあります。
聞いてみると飲み忘れている。
では、何故起こるのか? そしてどうすれば飲み忘れないのか?
今回は少しでも解決できる様に書いていきたいと思います。
1・そのくすり飲む必要性を感じていますか?
お薬をもらっても、このくすり飲んでも意味があるの?って思っていたら飲み忘れることもありますよね?
原点に帰って、何故このくすりを飲む必要があるのか?を考えてみてください。
もう一つ言うとなぜ薬を飲む様になったのか?
不摂生だったから、生活リズムが崩れて、ストレスが・・・・
などあると思います。生活リズムを正すことが第一ならば、まず生活リズムを正しましょう。
しかしそれでも改善しないのであれば薬を服用する必要があるということです。
そして、自分にとって必要だと気づいたら服用することをしっかりと決めてください。
2・飲みたくても○○が理由で飲めないのです。
くすりは飲まないといけないのはわかっている。でも・・・
この・・・は色々とあります。ぜひ薬剤師に相談してください。
例えば 薬は苦いから苦手と言う方がいます。
量が多くて・・・ あるとおもいます。
飲み込めない・・嚥下力が下がっている方もいるでしょう。
正直に飲めない理由を相談してください。一緒に解決していきましょう。
飲まないといけないのは解っているけど、飲み忘れる
つい飲み忘れていまう
お薬を飲む理由がはっきりとしていなければ飲み忘れることがあるかもしれません。
例えば花粉症の様なアレルギー、水の様に鼻水が出る。すぐに止めたい。
咳が出て止まらない。インフルエンザの症状で本当にきつい。
この様な場合のみ忘れました。とはならないと思います。
何故ならきついので薬を飲みたい。飲んで回復したいと言う気持ちがあると思います。しかし、慢性疾患の場合はどうでしょうか?
このまま飲まなかったら良くない状態が起こるけど今飲まなくても、良くない状態が起こるかの自覚症状が少ない場合は飲み忘れることがあります。自分の身に即起こることに直結していないために起こります。
今自覚症状がないためです。
改善するにはどうすれば良いか?
まず、自分に必要な薬という意識を持ちましょう。
この薬を飲んだ場合で過ごす未来と、飲まずに過ごした未来の変化を考えてみてください。
自分でわからない場合は薬剤師や処方医に相談していただければと思います。
しかしそれでも飲み忘れる場合は?
飲まないといけないのはわかっているでも忘れるの!
と言う方には具体的に改善策を考えていきます。
お薬服用アプリを使う
スマホで調べると、多くのお薬飲み忘れ防止のアプリがあります。
ぜひ活用して欲しいと思います。
また携帯のアラーム設定でも良いと思います。飲む時間にタイマー設定していきます。
習慣化するためにも飲み始め初期の段階では活用してください。
外出が多い方であれば、常に薬を数日分携帯しておくことも必要ですよね。
お薬カレンダー
普段自宅で服用する方であれば、お薬カレンダーや、おくすりボックスなどに入れておくことも大切です。すると、飲んだかも確認できます。
脳が服用する準備の環境設定
ルーティンを確認する
薬を飲むタイミングの時に訪れる習慣を確認します。
具体的には食べ終わる時にに必ず行うこと、お茶を毎回飲む習慣があるのであれば、湯飲みや急須に薬を意識する言葉や、イラストを貼っておく。
ご飯の時に、必ず行うルーティーンを確認していきましょう。
そうすると毎回行うことが出てきます。
例えば・・・
ご飯を食べる場所、使うもの、食べた後に行う習慣などありませんか?
わからなければ一緒に考えていきましょう。
そうすると何個か習慣が出てきます。
そこで薬を飲むことに気がつく仕組みを作ると言うことです。
脳は記憶のフックをつけると思い出すことができます。
この様なことないですか?
あの人会ったことあるけど だれだっけ?
その人といつあったか?
どこで 誰とあったか?
など思い出していくと
あっ! ○○さんだ! と思いだす。
記憶するには関連づけることが重要なのです。
ですので、食事の時コップ1杯の水をいつも用意する。
すると、いつも飲まないのに何故水があるの・・・・・? 薬だ!
食後歯磨きをするなら、目につくところに薬を飲むことを書いた目印や、薬を置いておく。
飲み忘れた時にすぐに飲むことができる様に常備しておく。
食前の服用の場合は食事を食べる前に必ず行うことを考えてください。
そこに薬を飲むことのメモを使う。
飲むタイミングをイメージして、薬を飲むイメージをする
最後はイメージすることをお話しします。自分が食事を終わった時に薬を飲む姿をイメージして、「ごちそうさまでした。では薬を飲みましょう」
と言葉にして、薬を飲む姿をイメージしてください。
そうするとイ、メージのルーティンになり思い出されてきます。
自分の行動習慣を考えて習慣化する様に実践していきましょう。
そして、薬が服用できた時に喜んでください。
しかし、飲み忘れた時には自分を責めず、今回は自分が飲む習慣ルーティンからなぜ外れたのか?
を考えて対策してきます。
最後に今まで読んでいただきありがとうございます。
この様な話をアップすると処方された薬を全て完全に服用してください。
と言っているわけでは私はありません。自分にとって必要な薬を必要な量飲んでいくことをお勧めしています。自分の薬にくわしくなりましょう。
自分にとって必要な薬と理解した薬ならば、その薬を飲まなければいけなくなった原因が思い当たる様であればまず、その原因を取ることができないか?
を一緒に考えていきたいと思います。そして必要なくすりは服用してください。
しかしながら薬には副作用というものがある場合があります。薬を飲んでいて何か気になる?
ということがあればかかりつけの薬剤師さん相談してください。
私は多くの方が活き活きした人生を歩むお手伝いをしていきたいと思っています。