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伏図と軸組図は構造計画の良否を判断する図面

武石明

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梁の架け方を平面で示した図面を「伏図」、柱・梁・壁などの構造材のみを立面で示したものを「軸組図」と言います。
これらは構造計画の根本を表すので、計画の良否はこの図面で読み解くことが出来ます。伏図は、建物の床レベルごとに見下ろす図面です。
下層から、基礎伏図、土台伏図、2階床伏図、小屋伏図、屋根伏図。伏図には、梁の下にある柱や束、上に載る柱や束も示す。

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梁の下にある柱や梁の支持点、上に載る柱は上からの荷重を示す事になるので、伏図を見る事で梁の断面設計が可能になる。
但し、伏図だけでは屋根から基礎までの鉛直方向全体の力の流れが見えにくいという欠点がある。
そこで必要なのは軸組図で、鉛直方向全体の力の流れを把握する。
軸組図には耐力壁も示しておくと、筋交いの方向はバランスが取れているか、収まりに問題はないかチェックする事ができる。

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この様に、力の流れを把握して、よりよい構造計画をするには、伏図と軸組図が必要なのです。

詳しくはホームページ「あがの家・創生プロジェクト」をご覧ください。

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専門家

武石明(一級建築士)

株式会社研創

木の特性を知り尽くした設計士の視点と、古き良き伝統の大工技術、更にはコンピューター解析での「限界耐力計算法」による耐震証明が融合された、住めば住むほどその真価を実感出来る「こだわりの木造住宅」を提供。

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