家は周囲への影響と住む人の品格を表すもの
家は住む人の健康と生命を守る構造物であり、生涯で最大の出費を伴う資産です。
最低でも70年以上、価値が下らない事が求められます。
木で組み立てられた構造体は、高度な耐震性と耐久性が最大の特長です。
その特性を活かすために、私たちは大工職人による手刻みの加工に拘っています。
木は自然の中に育つ植物です。
当然のごとく1本たりとも同じモノはありません。
同じ樹種であっても育つ場所によって、強度もクセも違います。
その選別は今のところ機械では出来ません。
大工職人の長年の経験と眼力に頼るしかありません。
木組みの構造となると、接合部や組手は複雑です。
ノコギリ・ノミ・カンナを自在に操る技能力が必要です。
この技能を身に付けるには、最低でも10年の経験を要します。
同時に、設計担当者も木造の構造理論を熟知していなければなりません。
私たちは2005年「伝統木構造の会」に入会。
東京での研修会を契機に構造計算の勉強を始めました。
今は、コンピュータによるデータ解析ですが、より高度な計算法でも証明します。
詳しくはホームページ「あがの家・創生プロジェクト」をご覧ください。