家は周囲への影響と住む人の品格を表すもの
「あがの家」の特性は、木材の多さと、なるべく金物を使わない伝統木構法に拘っています。
何故か?これこそが日本が世界に誇る木造建築の特性で、耐力性・耐久性を発揮する構造体だからです。
以前より構造設計はコンピュータによる数値チェックを行っています。
近年、更に精密な構造計算法の導入により、その科学的・力学的な根拠がはっきりしてきました。
殆どの工務店・ハウスメーカーが採用しているプレカット方式の構造とは根本から構造理論が違います。
この簡易な工法は建ち上がった時、横から加わる力(水平力)に抵抗する力(水平耐力)はゼロに等しい。
後で合板や筋かいで補強する方法です。
当然のごとく地震等により一定の変形量(1/30)に達すると、一期に倒壊します(これは実物大振動実験で実証済み)。
それに対し、木組みによる伝統構法は、部材を縦と横に組み合わせ、木のめり込み(粘り・靭性)を利用し、大変形(1/15より1/30)に耐えるエネルギー吸収技法なのです。
但しこれには、ノコギリ・ノミ・カンナを自在に操られる、大工の技能を有することが絶対条件となります。
詳しくはホームページ「あがの家・創生プロジェクト」をご覧ください。