家は周囲への影響と住む人の品格を表すもの
変化に対応する構造と、デザインの一体化
家は構造物ですので、三次元の形をなしています。
機能・性能と伴に美しさを求められます。
その原点は力学的根拠に基づくバランスとプロポーション。
配色の前に構造と意匠が一体化となった造形美です。
木の家であれば、その自然の形や質感をいかに表現できるか、木組みの造形と、木目・色合いのコンビネーションが問われます。
そのため「あがの家」は、今風の金物に頼る構造体を壁や天井で隠してしまうデザインとは根本から違います。
柱や梁を組み合わせる、その力強さ、柔らかさ、安定感は年数が経過するほど、その魅力を増します。
構造体の強度・耐力の確認は、コンピュータ解析による最新の「限界耐力計算法」です。
伝統木構造により、一般的な工法の2倍の変形でも倒壊しない構造体を証明しています。
更に、長く住み続けるには、その時々の家族構成、ライフスタイルに適応できなければなりません。
間取り変更や設備の入れ替えに対応する鍵は、柱や壁を取り払っても影響のない構造体です。
その点において、今風の数か所の耐力に頼る構造体と、全ての部材を利用する総持ち構造理論とは根底から違います。
伝統構法というと、古いイメージがあるかもしれませんが、それは逆で、超ハイテクな技術なのです。
詳しくはホームページ「あがの家・創生プロジェクト」をご覧ください。