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櫻井利雄プロは新潟放送が厳正なる審査をした登録専門家です

屋根ーその⑨

櫻井利雄

櫻井利雄

屋根に関するお話の9回目です。

私が若い頃のお話です。
曲がった細い丸太を母屋に使用することがありまして、
どのように墨付けをするか悩んでいたところ、
先輩が来て「屋根面を『水平』と思って墨付けすれば簡単だ」と教えてくれました。

その後、古い付き合いの東京の木工機械を販売する商社
(木工機械が出始めた頃から取引のある会社)の人から
「プレカットで母屋のタルキ取付部分の加工をするには、どうすれば良いか?」と
相談を受けたことがありました。
その時も、大工の先輩の言葉を思い出し
「屋根面を水平と思って加工機械を開発すれば良い」と提案してあげました。

丸太梁で造る建物で登り梁になっている時には、
今でも、この「屋根面を水平で考える」方法を使用しています。

専用の長さの定規や角度定規で作れば、面白いほど簡単にできます。

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櫻井利雄
専門家

櫻井利雄(建築施工)

桜井木材建築株式会社

宮大工の流れを組み、江戸時代から伝わる工法で、国産の木の味わいを生かした家づくりを行う。一般住宅のほか、商業施設や寺社の建築まで対応。木材の仕入れや製材から、建築まで心を込めて取り組んでいます

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